24 ページ25
執事「では料理を持ってきますので、暫く此方でお待ちください」
zm「なんか知らんけどまた飯食える」
kn「さっき食ってたでしょ？」
zm「食ってたらしいで？パーティーなら」
目の前に居るのは限りもなく、僕が知っている鳥居くんたちだ。
先程までいたあの鳥居くんもどきではない。
でも、なんで彼らが大人に…？
だって僕は高校生だったから…皆高校生に……
rbr「犀茄どしたん？」
『……』
rbr「犀茄？」
『…いや……なんでもあらへん』
そういい得意の作り笑いを貼り付けた。
その時誰かが僕の頭をくしゃくしゃと撫でる。
kn「俺たちの前出はその作り笑い禁止って約束のネバーランドしたやろ？」
……ずるい……
ずるいよ。
なんで君はいつも僕のことを見透かしてくるのさ。
スっと真顔になっては、撫でられた髪を元に戻しながら、運ばれたお粥の前の椅子に腰をかけた。
ut「久しぶりに飯食った気がするわ」
『え』
各自美味しかったなど、お粥の賞賛をしている所、先程の謎の執事が入ってくる。
執事「お口に合いましたでしょうか」
kn「合いました合いました」
tn「美味しかったです」
『温かいりょうり……久しぶり…かも』
ut「え」
zm「犀茄まで、どんな生活してんねん」
いや…そこまで酷くない気がする……
ただバイトで忙しかっただけだし…
kn「でも良かった〜海老とか入ってなくて……」
tn「粥にはあんま入れんと思えぞ？」
『入れるなら多分鮭とか梅とか…明太子？』
kn「健康にいいな」
zm「でも明太子ってコレステロール高いらしいで？知り合いの……あー、大学の教授が言うてた」
ut「あー、禿げ河童？」
ハ、禿げ……？
酷いあだ名だなぁ…
kn「じゃあ健康やないかぁ…」
執事「では皆様のお部屋の方に、案内させて頂きます」
部屋まで用意してくれるとは……
至れり尽くせりとはまさにこの事…なのかな。
ut「お前らスっと受け入れてるけど大丈夫？」
tn「俺そもそも屋内で生活できるの久々な気がする」
kn「なんで」
『そもそも布団で寝るのが久々な気が…』
rbr「もっとなんで」
『でも、ちゃんと警戒してるよ…？』
そもそも、なんでここにいるか以前に、なんでみんなが大人なのかが不思議だからね。
rbr「でもいい人やからあんま嘘つかんやろ」
その言葉が命取りだと知らずに。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵斗(かけもちもちもち中) - なんか最後｢僕｣が｢ボク｣になっとる…これは…あっ、ふーん？(察し) (4月29日 2時) (
レス) @page27 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 絵上手。文才もあって画力もあるって最強じゃないすか。とりま画力と分才分けて貰っていっすか() (12月16日 22時) (レス) @page14 id: ee761176f2 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - raiさん» ありがとうございます😊 (11月6日 1時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
rai - え、絵好き話もすきやけど (10月3日 2時) (レス) @page16 id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - 紅華鬼さん» ありがとうございます！直直イラストも上げれたらなぁと思います！ 紅華鬼様も無理なさらずにお過ごしください！ (9月27日 23時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：宵闇 | 作成日時：2023年9月27日 1時
