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桃瀬と猿山……それぞれ書かれた墓地に花を備え、その後既に廃坑となった零蛇病院へと足を運び、金木犀を飾る。
そっと手を合わせ、最後に父と母が勤めていた小学校へと向かった。
壁をサッと上り、裏庭に忍び込む。
''立ち入り禁止''と書かれたテープを無視して、神社の鳥居の中に入る。
先程同様、金木犀を備えたあと、鳥居の柱にそっと体重を預けた。
神様が居るんだったら、平等に幸せを分けてくれただろうか……
いや、僕の幸せはもう終わったんだ。
実を言うと、亡くなった両親は本当の親では無い。
ストリートチルドレンだった自分を、母と父が引き取ってくれたのだ。
家に帰ると必ず帰ってくる｢おかえり｣の言葉。
暖かい食事を囲って食べる夕飯。
いつからか、父が仕事で宿直をしなければならなくなって……
父が居なくなって。
母が居なくなって……
同じクラスだったあの子たちは元気だろうか…
秋の空は日が落ちるのがとても早くて、既にあちこちの家の電気が見えてくる。
そういや、クラスの子におつかい頼まれたっけ？
この後バイトがあったっけ？
そう思っても体は動かない…
なんの為に今ここにいるんだろう……
重くなってきた瞼を閉じ、視界は暗闇へと落ちて行った。
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葵斗(かけもちもちもち中) - なんか最後｢僕｣が｢ボク｣になっとる…これは…あっ、ふーん？(察し) (4月29日 2時) (
レス) @page27 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - 絵上手。文才もあって画力もあるって最強じゃないすか。とりま画力と分才分けて貰っていっすか() (12月16日 22時) (レス) @page14 id: ee761176f2 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - raiさん» ありがとうございます😊 (11月6日 1時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
rai - え、絵好き話もすきやけど (10月3日 2時) (レス) @page16 id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇(プロフ) - 紅華鬼さん» ありがとうございます！直直イラストも上げれたらなぁと思います！ 紅華鬼様も無理なさらずにお過ごしください！ (9月27日 23時) (レス) id: 0abca29873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵闇 | 作成日時：2023年9月27日 1時
