放浪者とお嬢様 ページ8
昔から視線には敏感だったから、すぐに視線を感知することが出来る。
極めった結果、大体の距離も分かる。
この距離だと……うん、トナリノセキダネ。
どう対応しよう…
?「ねぇ。」
『……』
?「キミ、席間違ってるよ」
『……え?』
予想外の声掛けにガバッと起きる。
?「そこはAっていうワガママお嬢様の……いや、お前誰」
隣の席だったのは、マッシュヘアの目付きが鋭い男の子。
確か何だっけ……えっと……
『労働者くん?』
?「僕の名前を間違えるとはとんだ虫けらだね」
言葉きつくね!!??⇽おまいう
放浪者「僕は放浪者。まぁ、本名じゃないけどね。
それより、キミは誰なんだい?」
ここは、そろそろA感を出してまだAがAってないとダメか……?
『あら?そちらこそ失礼でしてよ?
私は高貴たる少女、A・ルルカですわ!』
放浪者「……はぁ?」
『頭が高いわよ!虫けら共!』
「また始まったよ…A祭り…」
「毎朝毎朝めんd……ってえ!?」
「いつもの厚化粧じゃねぇ!」
「アイデンティティ1個捨てたぞ!」
「服装も真面目だ!」
周りからは普段のAの批判の言葉。
おいおい、Aさんや、おまいさんどこまで型破りな子だったんかい?
放浪者「仮に君がAだったら、いつもの厚い化粧はどうしたんだい?」
『私ほどであれば、将来の肌の健康にも気をつけるんですわよ!
まぁ、庶民共には到底出来ないことですわ!』
いいぞー、こうやってまだAってることを伝えてけー……
ちなみに、この間、私は誰とも目を合わせていない。
何故かって?
例えAの口調を真似ても、私が人間怖いっていう感情が無くなる訳では無いからね。
放浪者「ふ〜ん」
目の前のこのろうd…ん"ん"ッッ、放浪者くん。
勘が鋭そうだから苦手や…
CV柿原徹也なのがまた刺さるのがこのやろうだわ……
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創造者 - この作品大好きだ! (5月6日 1時) (レス) @page11 id: aec583b91f (このIDを非表示/違反報告)
うえ - すごい好きです..!!!応援してます!!頑張ってください〜!! (4月7日 21時) (レス) id: 0e5cf0185e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵闇 | 作成日時:2024年3月11日 1時