ひとめぼれと運命『紫&青』 (ページ43)

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携帯のアラームの音が聞こえてくる。

起きると知らない場所。

そうだ大阪に自分はいるんだと気づく。

いつも会社に行くときに起きる時間に起きてしまった。

せっかくの有給休暇をとったのになんて考えていると誰かからLINEが来ていた。

LINEは辻さんからで昨日はありがとうございましたとのことだった。

自分も感謝の旨を携帯に打ち込んでおきることにした。

日差しが強かったのでこれは日焼け止めがいるなんて思いながら、今日の行動を頭の中で整理する。

今日は友達と久しぶりにユニバーサルな遊園地にいく。

なのでこの時間に起きてもなんだかんだ言って正解だったのだと思うと安心をした。

集合はユニバーサルな遊園地の最寄駅。

楽しむしか無いと思って準備を進めた。

準備などをしてホテルを出発し、最寄駅に着いたのは8時半頃。

久しぶりに出会った高校時代の友達はいつも通りで安心した。

なんならいつもよりもメイクだのいっぱい頑張ったって言ってる友達もいて、、久しぶりの雰囲気にドギマギしながら、パークを攻略して行った。

「ねぇージュラシックパーク行こうよ！！あれそろそろ改装工事らしいよ？」

「ジョーズめっちゃ水飛んできたけどちょうどええわ」

「賭け事やってぬいぐるみゲットするねん！！」

「やっぱここの中華が一番美味しい。」

「やっぱうちらが一番アトラクション乗る時うるさいわw
きゃーちゃうくてギャーやねんwww」

こんな会話をしながらアトラクションを回る時間はずっと幸せだった。

閉園時間になってみんなとお別れした。

楽しすぎた。とにかく、

今考えてることとかすっかり忘れて没頭したのっていつぶりだろうなんて思った。

おやすみモードにしていた携帯を見ると翔太からラインがきていたけど大したことじゃ無いって思ってそのままにした。