ひとめぼれと運命『紫&青』 (ページ27)

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ご飯を食べ終わってテレビをつけると好きな芸人さんが出ていたのでつけたまま仕事をすることにした。

今回考えるのはどこかの遊園地とのコラボ企画だ。

部長によると、遊園地の限定フードとコンビニのフードをコラボしたら、有名にもなるんじゃないかということだった。

そして明日出張と題して遊園地にいくペアが決まって言われるわけで、

なんとなく翔太と一緒になる気がしていた。

これはたぶん女の勘ってやつなんだと思うけど、果たして合っているかはわからない。

自分自身なかなか勘が当たることが全くないので、杞憂だと思ってその日は寝ることにした。

「杞憂ちゃうんかい、」

会社に向かって遊園地にいくペアが決まっていた。

私のペアは翔太だった。

遊園地に行くのが久しぶりなのもあって、どの服にしようかと考えを膨らませていると、翔太が後ろから「おはよー」と声をかけてきた。

「おはよ、翔太と遊園地ペアだ、よろしくね、」

渡辺「そっか、よろしく。遊園地の場所って決まってんの？」

「いや、今から決まるらしいよ、たぶん行きたいとこ手上げてじゃんけんする感じ。
なんか高校のとき見たいで懐かしい(笑)」

渡辺「そうだな(笑)」

そのあと、部の全員が集まってじゃんけんをしたところ、私たちが担当する遊園地は大阪の遊園地になった。

「大阪か、大阪だしほかのとこも観光行けんじゃない？」

渡辺「一応仕事で行くんだよ、まぁでも時間があったら行くか、楽しみだな」

翔太は私に、ニコニコしながら去っていった。