ひとめぼれと運命『紫&青』 (ページ23)

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昨日イタリアンを食べたのでイタリアンは避けようと思って仕事を進めているといつの間にか時間は経っていた。

定時になって、オフィスに残っているに人に挨拶をして、そのままロビーまで行く。

もうすでに宮館さんと翔太は仕事が終わったらしくものすごく清々しい顔でお疲れさまと言ってきた。

少し話をしてから、お店へと向かって歩く。

今日のお店は居酒屋だった。

席に座って、メニューを見るとき向かい側に座っている翔太の俯いている顔がものすごくかっこよかったし、

渡辺「Aは？生だったよね、いつも」って昔のことまで覚えていて、なんか嬉しくなった。

料理も届いて宴もたけなわになり、翔太がお手洗いに行った時、宮館さんが話してきた。

宮館「翔太が帰ってきてたこと知ってた？」

どうやら翔太との関係を知っている感じだった。

「いや、知らなかったです。なんとなくずっと海外にいて、もう会わない気がしてたんで。」

そういうと宮館さんはそっか、と答えた。
そして一つ質問を投げかけてきた。

宮館「もし「Aさんのことまだ好き」って、翔太が言ったら、Aさんはさ、どうこたえると思う？」

　「えっ、、」

結局答えを探していたが、翔太が帰ってくるまでには答えを出せなかった。

　