ひとめぼれと運命『紫&青』 (ページ20)

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朝、準備して、ネックレスもつけて、電車に揺られて会社まで向かう。
会社について、部署のフロアに行くと、なにやら騒がしかった
。

ちょうど遥もいたので、何があったか聞いてみるとどうやらうちの部署に新しい人が来たそうだ。

部署に入って、いつも通り準備をして、朝礼になった。新しい人の挨拶から始まるらしい。

部屋に入ってきた人を見て、私は驚いた。

そこには元カレの翔太がいた。

部長「ということで、海外から帰ってきた、渡辺翔太くんだ。」

渡辺「渡辺です。海外での経験を生かして、ここでも頑張りたいなと思っています。よろしくお願いします。」

全員が拍手している中、私はずっと驚いていた。

なんどか目をこすりそうになったが、コンタクトをしているので菌が入るとやっかいなことになると思いやめた。

でも頬をつねっても痛いのでこれは夢ではない。

背は少し高くなって、たぶん日本の男性の平均くらいで、髪は黒髪ストレートでそのまま。

付き合ってた頃は、伊達眼鏡なんてしてなかったのに今はしている。

なんかかっこよくなっている。

かっこいい、ずるい、っていうよくわかんない感情とかが渦巻いている。

そういえばこの前遥と遥の彼氏の照くんとごはんに行った時に声が聞こえたけど、
たぶんその時には帰っていたのかな。

ものすごく久しぶりに見る元カレは眩しいくらいかっこよくなっていた。