【ハイキュー！！】白鳥から烏へ ＜part5＞

２０６羽 ページ12

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再び影山のサーブから試合再会。それは拾われたものの、乱すことに成功した。



「五色！」



白布からアンダーのトスで五色へトスがあげられる。そのボールを綺麗なストレートのコースで五色は決めてみせた。



「っしゃああああ！！」
「(……今日のアイツクソ調子いいな……。)」



なんて思っていると、五色と目が合った。その顔は"どうだ見たか"という思考が伺える……まあ簡単に言えばドヤ顔だ。少しイラッときて、うざいと口パクで伝えた。その直後五色がガーン！という効果音が聞こえるほど肩を落としたためおそらく伝わったのだろう。




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それから長くラリーが続けられ、日向のリバウンドで体勢を立て直す。東峰から影山へ……影山があげた先は――斜めに飛んだ日向のもと。力強く打たれたボールは、牛島によって拾われた。



「(へぇ、若先輩がレシーブを……。)」



なんて少し珍しく思ったが、そんなことを思う暇はないようだ。



「よこせ。」



あまり大きな声でなかったのに、その威圧感のある声がAの耳にははっきりと聞こえた。まずい、脳内でその言葉が響いてAは大きく声を上げる。



「ブロックしっかりしめて！！」



そんなAの願いもむなしく――。



「牛島さん！」



牛島にあげられたボールは綺麗にブロックアウト。先に1セットを取られる形となった。




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