１８１羽 ページ2
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バスから黒いジャージを見にまとった集団が下りてくる。その真っ黒なジャージの背面には白で烏野高校排球部の文字。
つい最近まで彼らは�狢弔舛伸甼�豪であった。これは紛れもない事実である。そんな彼らが向かう舞台は春高宮城県代表決定戦の決勝だ。
――もう飛べないカラスだなんていわせない。
全員がその意思を胸に抱いている。それもまた紛れもない事実、である。そのしっかりと意思のこもった瞳で会場となる体育館を見上げた。
と、そんな彼らの元に「澤村ー！」という高い声が響く。そちらを見ると、同じく烏野高校女子バレー部の3人の姿があった。
「おぉ、道宮！本当に来てくれたんだ」
主将である道宮と話す澤村。2人の間に流れる空気を察し、皆先に会場へ足を進めた。
「(道宮さん可愛いなぁ……。)」
白い髪のよく生える少女――白石Aは、ニヤニヤと笑いながらマネージャーの2人の隣を歩いた。
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「うん。だからまずアップで一発びびらせてもいいかもね。」
「けどそれじゃ手の内さらしちまうことになるんじゃねーのかよ。」
「飛雄がそう思うならその判断に任せる。けどなめられっぱなしで試合始めるのも日向のモチベーション的に好ましくないよ。」
「……そうか。」
Aと影山がそんな会話をする。その会話の真意は数十分後明らかになることだろう。
その話の最中に、Aは「白鳥沢の白鳥」や「王様」と呼ぶ声が聞こえた気がして振り返った。と、そこには日向と会話をする2人の少年の姿。
少年2人はAが振り返ったことにびくっと肩を震わせる。その光景に首をかしげるAの元に日向が「こいつら、俺の中学の友達なんだ！！」と満面の笑みを浮かべた。
「あぁ、なるほど……。はじめまして。白鳥こと白石Aです。うーん……かまわないけど……できることなら白鳥沢は外してほしい欲しいかな。」
Aがにこやかに笑いながら言う。そしてあ、と何かを思い出したかのようにもらすと、「王様って言うのもやめたほうがいいよ。」と、いたずらっぽい笑みで少し小声で言った。
そんな彼女に若干顔を赤くしながら、2人の少年は「は、はい！」と無駄に力んだ様子で返事を返す。2人に笑顔を浮かべたまま軽く手を振って、Aは前を歩く影山の下へ小走りした。
「お前、及川さんに似てきたな。」
「えっ、今世紀1番ショックなんだけど。」
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蘭(プロフ) - 雨音が響いていますね切ないっ！ (2020年5月20日 19時) (
レス) id: 6b8ac95e5a (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - 228羽から239羽になっています その後も240羽〜になっています (2019年7月28日 17時) (レス) id: 429426fee2 (このIDを非表示/違反報告)
kusareneko11(プロフ) - 天童の童が道になってますよ (2018年1月23日 21時) (レス) id: 82b0fa55d3 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - Kitty*.。さん» 貴方様のコメントを受けて「可笑しいのか！？」と思って調べたところ真骨頂が正解でありました…！申し訳ないです！真骨頂の意味は最もいい状態みたいな感じです！ (2016年12月29日 11時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
Kitty*.。(プロフ) - 216羽に最骨頂という言葉が出てきましたが、意味を教えてください (2016年12月27日 20時) (レス) id: 73d00c2580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年10月8日 22時
