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手錠を外されている間にちらりとこちらを見たかっちゃん。その目からはとても「はい分かりました大人しくしています。」っていうのは感じ取れない。寧ろその逆……凄く好戦的な目だ。
「(……分かった。)」
「ここにいる者、事情は違えど人に、ルールに、ヒーローに縛られ……苦しんだんだ。」
かっちゃんが手首を触っている。きっとかっちゃんなら死柄木が近づいたところで……。
荼毘もかっちゃんと死柄木のほうを見ている。相変わらず手首をきつく掴んだままだけど、そこじゃ"他人やもの"にはかれなくても自分にはかけれる。
「リサーチ不足、ですね。」
「は？」
くい、と右手首を上げる。死柄木は「キミならそれを――」とかっちゃんの腕が届く範囲に入った。
――今だ。
BOOM!!という音と、何かが壁に当たる音。それがしたと同時に私はかっちゃんの隣に足をつけた。
「無茶なんだよ。」
「できたんだから文句ねえだろ。」
そう、BOOM!!という爆発音がしたのはかっちゃんが死柄木の顔を爆破させたためだ。
私は体を浮かせて荼毘さんが驚き、手の力が緩んだところで足周辺の重力を重くしてそしてそのまま彼のお腹に蹴りを入れた。それが何かが壁に当たる音だ。だめもとだったから全力で蹴ったら壁まで飛ばしてしまった。
「黙って聞いてりゃだらだらよぉ……！馬鹿は要約できねーから話が長え！要は嫌がらせしてえから仲間になってくださいだろ！？そのためにAの個性くださいだろ！？……無駄だよ。
俺は、俺達は、オールマイトが勝つ姿に憧れた。誰が何言ってこようがそこァもうまがらねえ。幼馴染が大事かだァ？ったりめえだろうが！！だから守んだよ！オールマイトみてェに！！」
「かっちゃん……。」
今……かっちゃんらしからぬ言葉が……え、やだ涙でそう……。中学校の卒業式よりなける……。
けれど死柄木の耳に届いているのかいないのか、死柄木はボーっとかっちゃんによって弾き飛ばされた自らの顔につけていた手を見ていた。
その場が静まり返る。静かな空間に響いたのはテレビの音だった。
「さらわれた2人についても同じことが言えますか？」
嫌味ったらしい記者の声。同じ人の声で聞こえたのは私とかっちゃんの話題だった。
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メイ(プロフ) - 赤兎リエ輔さん» 読みます読みます！w 続きが楽しみです(*´∇｀*) (2017年10月23日 23時) (
レス) id: c2a648029d (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - メイさん» わああとっても嬉しいお言葉をありがとうございます……！！いや本当畏れ多い…恐縮です…！そういっていただけて嬉しいです！皆サンに楽しんでいただけるよう自分のペースでやって生きたいと思います…！どうぞこれからもご愛読下さば幸いでございます！ (2017年10月23日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - すっごい面白いです！受験で更新難しいと思います。。。無理しないで頑張ってください！応援してます！！ (2017年10月23日 22時) (レス) id: c2a648029d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2017年10月19日 19時
