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それから特に何もできずに時間はすぎていった。私ができたことといえばかっちゃんとのお喋りや交代制の見張り役としてやってきたトガちゃんとのお喋りくらいだ。
とにかく暇だった。かっちゃんが寝て見張りがトガちゃん以外の人のときなんて本当に。
そんな時間を繰り返していると、いつの間にかバーには敵たち全員が揃っていた。死柄木は「さて……。」なんて、イスに座ったままに体をこちらに向ける。
「荼毘、死にたがりの手つかんどけ。」
「ああ。」
だされた指示に短く返事をした荼毘は私を無理矢理立たせて手首を後ろで固定する。そしてにやにやと笑いながら「動くなよ？」なんていって手首を握る力を強めた。
そして死柄木は口を開く。その口から発せられた言葉は思いもよらないものだった。
「早速だが、ヒーロー志望の爆豪勝己くん。――俺の仲間にならないか？」
なか、ま……？それがかっちゃんをさらった理由……？そんなのなる分けもないのに……？衝撃を受け考え込んだ私に対して、かっちゃんは死柄木を睨みながらはっきりといった。
「寝言は寝て死ね。」
わあ……言葉にもなってない……。
かっちゃんの返答を聞いて黙った死柄木が何かを言おうとしたのを遮ったのはテレビから聞こえてきた声だった。
「では先ほど行われた、雄英高校謝罪会見の一部をご覧ください。」
バッ、と小さなテレビに顔を向ける。そこには校長先生とブラド先生、そして長かった髪を短くしきちんと整えた相澤先生の姿があった。きちんと顔がはっきり見えるように固められた髪の毛……ただでさえメディアが嫌いな先生が……。
「この度――我々の不備からヒーロー科1年生28名に被害が及んでしまったこと、ヒーロー育成の場でありながら敵意への防衛を怠り社会に不安を与えたこと、謹んでお詫び申し上げます。まことに申し訳ございませんでした」
そういって深々と頭を下げる先生方3人。そんな3人に記者はまるで"お前達教師が悪い"とでも言いたげな質問を投げかけた。煽りにも取れるようなその質問の内容は一体どのような警備を行ってきたのか、というもの。
ぐっ、と拳に力を入れる。先生達が攻められているという事、自分は無力にもつかまっているという事を含め、相澤先生の気持ちを考えると何故か自分まで悔しくなる。
「不思議なもんだよなぁ……何故奴らが責められている！？」
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メイ(プロフ) - 赤兎リエ輔さん» 読みます読みます！w 続きが楽しみです(*´∇｀*) (2017年10月23日 23時) (
レス) id: c2a648029d (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - メイさん» わああとっても嬉しいお言葉をありがとうございます……！！いや本当畏れ多い…恐縮です…！そういっていただけて嬉しいです！皆サンに楽しんでいただけるよう自分のペースでやって生きたいと思います…！どうぞこれからもご愛読下さば幸いでございます！ (2017年10月23日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - すっごい面白いです！受験で更新難しいと思います。。。無理しないで頑張ってください！応援してます！！ (2017年10月23日 22時) (レス) id: c2a648029d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2017年10月19日 19時
