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嬉々として私の個性を脳無が使うことの有用性を語る死柄木。可笑しなことを言っているようだけど全て可能なことは事実だ。
「お前も分かるだろ？お前の個性はそれくらいいい。……だが、持つべき人物を間違えたのさ。そんなんじゃ個性が可哀想だろ？」
「……よく喋るね。」
相変わらず死柄木を睨みながら言う。すると死柄木は黙ってからかっちゃんの方へ歩むと、彼の首を人差し指以外で握った。
「ッ、かっちゃん！」
一歩踏み出した私へ「動くな。」と告げた死柄木。言うとおり動きを止めると、死柄木は先程までより低い声で続けた。
「お前のそういう所は嫌いじゃない……だがあまり調子に乗るなよ？ここに連れて来られたのはお前だけじゃないんだからさぁ？」
すこしかっちゃんの首を握る力を強めたようで、かっちゃんの顔が歪む。それを見て押し黙ると、「落ち着いてください死柄木弔。」と黒霧が死柄木へ声をかけた。
「今は彼らも混乱している。話は冷静なときにするべきです。勿論あなたも落ち着くべきだ。」
死柄木は舌打ちをしてから「それもそうだな。」なんてかっちゃんから手を離す。咳きこんだかっちゃんに駆け寄ったタイミングで死柄木が言う。
「取りあえず休もうか。まあゆっくりしといてくれよ。……死にたがり、拘束しないでいてやる代わりに何もするな……そこまで馬鹿じゃないだろ？」
気迫たっぷりな声に鳥肌が立って、「分かった、」と声を出すのが精一杯だった。
「かっちゃん大丈夫？」
「ッせえ、心配してんじゃねえよ！」
叫んで舌打ちをしたかっちゃんだけど、いつもと変わらない様子に安心する。
「そっか。」なんて返して、彼が拘束されている椅子を背もたれに座ると、「やっとお話できますね！」と頭上から声がした。顔を上げるとニコニコと笑っている少女――トガちゃんの姿があった。
「ずぅっとお話したかったんですよ、Aちゃん！」
そう言ってしゃがんだトガちゃんは私と目線をあわせる。あまりの勢いにビクっと肩をゆらすと彼女は「ふふふ、」と笑顔を作った。
「話って、何が……。」
「んー……分かりません。けどお友達になりたいから。」
笑った彼女の顔はどこか猟奇的で。思わず身震いした私に「あ！」と声を上げた彼女は言う。
「出久くんのことを教えてほしいです！！！」
「は……？」
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メイ(プロフ) - 赤兎リエ輔さん» 読みます読みます！w 続きが楽しみです(*´∇｀*) (2017年10月23日 23時) (
レス) id: c2a648029d (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - メイさん» わああとっても嬉しいお言葉をありがとうございます……！！いや本当畏れ多い…恐縮です…！そういっていただけて嬉しいです！皆サンに楽しんでいただけるよう自分のペースでやって生きたいと思います…！どうぞこれからもご愛読下さば幸いでございます！ (2017年10月23日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - すっごい面白いです！受験で更新難しいと思います。。。無理しないで頑張ってください！応援してます！！ (2017年10月23日 22時) (レス) id: c2a648029d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2017年10月19日 19時
