198.平和の象徴 ページ15
・
・
「全て返してもらうぞ、オール・フォー・ワン！！」
「また僕を殺すか、オールマイト。」
取っ組み合った2人。先生と言う男が「随分遅かったじゃないか。」と言葉を発した直後、地面が割れた。その衝撃でオールマイトが吹っ飛び、建物を貫通していく。
巻き起こった強烈な風に飛ばされそうなところを重力を下げて耐えた。風やんだところで個性を解除し、周囲を見渡す。
「オールマイト！！」
かっちゃんと同時に叫ぶと、先生と言う男は「心配しなくてもあの程度じゃ死なないよ。」なんて余裕そうにいった。「だから」と男が発した直後、急に爆風が起こって私もかっちゃんも吹き飛ばされる。
ちらりと見えた光景はオールマイトのなぐりを素手で一蹴する先生と言う男の姿。
そして再び殴りかかったオールマイトをまたも吹き飛ばした。今度は先ほどよりも遥かに早く、遠くへ。
そして死柄木のほうを見ると「ここは逃げろ弔。その子たちを連れて。」と助言する。余裕たっぷり、って感じだ。そして黒霧にむかって「黒霧、みんなを逃がすんだ」と告げてなにかを始める。
さっきからあの男……一体どんな個性なの……？複数もちにしても持ちすぎてる。
と、エッジショットの個性で気を失っていたはずの黒霧の個性が展開された。黒霧の実態はまだ気絶している様子のため、個性を強制的に発動した、ということだろうか。
「さあ行け。」
そういった男に「先生は……。」なんてほうけた様子の死柄木。けれどそこへオールマイトがもどってきて、「逃がさん！」と拳を構えた。
「常に考えろ弔。君はまだまだ成長できるんだ。」
そう告げてから、男は再びオールマイトの攻撃を腕で受けた。コンプレスが死柄木に「行こう死柄木！あのパイプ仮面がオールマイトを食い止めてくれてる間に！」と声をかけながら気を失っている荼毘さんを私たちをさらったのと同じように小さくした。
「コマ持ってよ。」
敵たちがこちらを向く。「めんっ……ドクセー。」なんてもらしたかっちゃんに「ホント……。」と共感する。さて、どうしたものか……。
「わっ！」
なんて、考えている暇もないらしい。容赦なく襲い掛かってきたトガちゃんのナイフをよけると、すぐに背後からコンプレスの手が迫っていた。それを浮いてよけて、コンプレスの背後に回る。
8対2、相手との実力差は歴然。オールマイトは先生と言う男で手一杯……すごくマズい……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 237人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メイ(プロフ) - 赤兎リエ輔さん» 読みます読みます！w 続きが楽しみです(*´∇｀*) (2017年10月23日 23時) (
レス) id: c2a648029d (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - メイさん» わああとっても嬉しいお言葉をありがとうございます……！！いや本当畏れ多い…恐縮です…！そういっていただけて嬉しいです！皆サンに楽しんでいただけるよう自分のペースでやって生きたいと思います…！どうぞこれからもご愛読下さば幸いでございます！ (2017年10月23日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - すっごい面白いです！受験で更新難しいと思います。。。無理しないで頑張ってください！応援してます！！ (2017年10月23日 22時) (レス) id: c2a648029d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2017年10月19日 19時
