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「持ってこれるだけもってこい！！！」
死柄木の声が響いて、みんなが身構える。けれどその場はシンとした空気が流れるばかりだった。
そんな沈黙を打ち破ったのは黒霧。「すみません死柄木弔……。」と言葉を発した彼の口から漏れたのは驚きの言葉だった。
「所定の位置にあるハズの脳無が……ない……！！」
脳無がないって……一体どうして……。そんなことを考える私、そしてかっちゃんの肩をつかんだオールマイトは「やはり君はまだまだ青二才だ死柄木！」なんて発する。「あ？」と死柄木は低い声でオールマイトを睨んだ。
「敵連合よ、君らは舐めすぎた。少年少女の魂を。警察のたゆまぬ捜査を。そして――我々の怒りを！！」
そういったオールマイトの気迫に肌がピリッとするほどの威圧感を感じた。USJのとき以上……いや、もはや比にならないほどに。
「おいたがすぎたな。ここで終わりだ、死柄木弔！！」
その気迫にヴィランも気おされたようにスピナーは「アレがオールマイト……！これがステインの求めたヒーロー……！」と言った。死柄木は至って不機嫌そうに返す。
「終わりだと……？ふざけるな……はじまったばかりだ。正義だの、平和だの……あやふやなもんでフタされたこの掃き溜めをブッ壊す……そのためにオールマイトを取り除く。仲間も集まり始めた。ふざけるな……ここからなんだよ……。」
と、次の瞬間。黒霧が苦しそうなうめき声を上げてガクリと力なくうなだれた。「キャアア！？やだぁもお！！見えなかったわ！何！？殺したの！？」なんてマグネが声を上げる。
「中を少々いじり気絶させた。死にはしない。」
どうやらエッジショットの仕業だったらしい。彼の個性"紙肢"でペラペラにした腕で黒霧の内部をいじったようだ。……超怖いんですけど。
「さっき言ったろ。おとなしくしといた方がいい。身の為だって。
引石健磁、迫圧紘、伊口秀一、渡我被身子、分倍河原仁。少ない情報と時間の中でおまわりさんが夜なべして素性を突き止めたそうだ。わかるかね？もう逃げ場ァねえってことよ。なァ死柄木、聞きてえんだが……お前さんのボスはどこにいる？」
おじいさんの言葉に「ふざけるな……こんな、こんなあっけなく……！ふざけるな……うせろ、消えろ。」なんて呟いた死柄木。そんな彼にオールマイトは叫んだ。
「奴は今何処にいる、死柄木！！！」
「お前がッ！！嫌いだ！！！」
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メイ(プロフ) - 赤兎リエ輔さん» 読みます読みます！w 続きが楽しみです(*´∇｀*) (2017年10月23日 23時) (
レス) id: c2a648029d (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - メイさん» わああとっても嬉しいお言葉をありがとうございます……！！いや本当畏れ多い…恐縮です…！そういっていただけて嬉しいです！皆サンに楽しんでいただけるよう自分のペースでやって生きたいと思います…！どうぞこれからもご愛読下さば幸いでございます！ (2017年10月23日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - すっごい面白いです！受験で更新難しいと思います。。。無理しないで頑張ってください！応援してます！！ (2017年10月23日 22時) (レス) id: c2a648029d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2017年10月19日 19時
