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「たまたま映ってたテレビで光来くんのプレーを見て、実況で何度も名前呼ばれてて……あぁ、この人は凄い人なんだって思った。私なんかとじゃ住む世界も見てる景色も違うんだろうな〜って。」
「なんだそれ……同じ高校の同級生だぞ。」



よく分からないって風に眉をひそめている光来くん。「そうだけどそうじゃなかったの!」と念押しするように前置きして、そのまま続ける。



「貴方が夢や目標を目指して練習している間、私は漫然と日々を過ごすだけだった。……でも、そんな私のところに光来くんが来てくれた。貴方の名前の文字通りね、光をもたらしてくれたんだよ。」



ひとつひとつ言いたいことを紡いでいく。不器用だっていいし、ぐちゃぐちゃだっていいから……ただ、彼への思いを、彼への答えを、私の言葉で伝えるんだ。



「恋なんてしたことなくって、正直最初はよく分からなかった。白馬くんに言われた通りって感じで、振りもしなければ応えもしない自分の態度って正解なのか凄く悩んで……だけど、私のために必死になってくれる光来くんに応えたいっていつの間にか思ってた。」



何となく話の流れを察したのか、光来くんの瞳が揺れる。丸くて大きなその目と目が合っても、私は自然に笑いかけることができた。数週間前のことがやけに懐かしく感じるよね、私達こうやって目が合ったらお互い固まってたのに。



「部活を見に行って、一緒に帰って、遊びにも誘ってくれて……光来くんと出会ってから毎日が楽しかった。やっと、やっと気づけたよ。恋って一体どんなものなのか。」



ゆっくりと、大きく光来くんの目が開かれていく。続く言葉を、多分もう彼は分かっている。

すっと息を吸えば、夏の少しぬるい風が口内に入ってきた。あんなに緊張していたのが嘘みたいで、今の私は至極平静だ。



「……私、光来くんのことが好きだよ。」




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ましゅ(プロフ) - さいっこうに最高なお話でした。2人のよさも可愛さもギュッと詰まってて、光来くん〜〜〜〜!!!って悶えました、天才です……幸郎も解釈が一致すぎて……ギュンギュンしました、最幸のお話をありがとうございます!! (2021年4月30日 3時) (レス) id: 01c5a5310c (このIDを非表示/違反報告)
なつなつき(プロフ) - お誕生日!!!最高です!ありがとうございます!! (2021年4月17日 9時) (レス) id: 299227e86e (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 赤兎リエ輔さん» 楽しみにしてますね!ゆっくりで良いのでこれからも頑張ってください! (2020年5月8日 8時) (レス) id: 2b0a425061 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - あおりんごさん» 1番だなんて勿体無いお言葉です…!嬉しすぎます…!コメントありがとうございます、とても自身と励みになります…。楽しんでいただける作品を提供できて幸せです、!コメント並びにご愛読いただきありがとうございました。これからも頑張ります〜! (2020年5月8日 1時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 紫音さん» レス遅れちゃってすみません…!ずっと応援していただいてありがとうございましたぁぁ…!紫音さんのお声に本当に励まされました(*´`)絶対また作ろうと思っているので、その時はまたぜひお付き合いください、!本当にありがとうございました…!! (2020年5月8日 1時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤兎リエ輔 | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2020年3月30日 23時

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