【ヒロアカ】重力操作系少女は仮免許取得試験に臨むそうで。Ⅵ【原作沿い】 (ページ5)

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爽やかイケメンさを見せた傑物の真堂さん。そんな彼に「ドストレートに爽やかイケメンだ……。」と上鳴くんも言葉をこぼした。

と、そんな真堂さんはバッとこちらへ体を向ける。一瞬目があった気がして肩を揺らすと、それは事実だったらしく真堂さんは続けた。

「中でも神野事件を中心で経験した爆豪くんと重操さん。キミ達には特別に強い心を持っている。今日はキミ達の胸を借りるつもりで頑張らせて貰うよ。」

そういった真堂さんが私のほうへ手を差し出す。握手……ってことでいいかな？と返そうとすると、かっちゃんが真堂さんの手をはじいた。

「フかしてんじゃねえ。台詞と面があってねえんだよ。」

そういった彼に「ちょっとかっちゃん！」と私、「こらおめー失礼だろ！すみません無礼で……。」と切島くん。けれど真堂さんはにこやかな笑みで心が強い証だ、と許してくれた。どこまでイケメンなんだこの人。

「ねえ轟くん、サインちょうだい！体育祭かっこよかったんだぁ！あ、あと重操ちゃんともお友達になりたいな！女の子なのにガッツあったよ～！」

「はあ……。」
「あ、ありがとうございます？」
「オイラのサインもあげますよ。」

傑物のかわいい人が話しかけてくださった。なんか……想像以上に体育祭効果ってすごい……。

そんな私達に「コスチュームに着替えてから説明会だぞ。時間を無駄にするな。」なんて相澤先生が声をかけたから、「はい！！」とみんな揃って返事をした。

……相澤先生、ジョークさんと観戦するんだ……って何考えてる私！今そこじゃないでしょ……！

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コスチュームに着替えてやってきたのは広い部屋。けどその部屋に所狭しといろんな高校の人が密集していて隙間もなくなっている。改めてみると物凄い人数だ。

「えー……ではアレ、仮免のヤツをやります。あー……僕ヒーロー公安委員会の目良です。好きな睡眠はノンレム睡眠。よろしく。仕事が忙しくてろくに寝れない……！人手が足りてない……！眠たい！そんな信条のもご説明させていただきます。」
「(疲れ一切隠さないな。大丈夫かこの人。)」

何だか変わった人が多い……なんて思っていた時。

「ずばりこの場に居る受験者1540人いっせいに、勝ちぬけの演習を行ってもらいます。」

はっきり告げられたその言葉を受け、なんだか一気に気分が高まった。

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