【ヒロアカ】重力操作系少女は仮免許取得試験に臨むそうで。Ⅵ【原作沿い】 (ページ22)

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262.てめェの個性の話だページ22

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2人のサイドキックさんの制圧を完了したところで周囲を見渡す。すると先ほどまで居なかった応援の人がいっぱいきていて、中には雄英のみんなの姿も。

はやくみんなの応援に行かなくちゃ――そう思って1歩踏み出したその瞬間、ビーーッ！けたたましい音が響いた。

「えー、ただいまを持ちまして、配置された全てのHUCが危険区域より救助されました。まことに勝手ではございますがこれにて仮免試験全工程終了となります！」
「終わ……った。」

一気に体の力が抜けて、なんだか疲れが襲ってくる。やっとだ……長かった……。あとは結果発表のみ……うわぁぁ、緊張する！！

サイドキックさんへかけた重力を解除してから、「みんな～！」とクラスのみんなの元へと駆けた。

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その後、着替えてからまた集合した。さっきから心臓がバクバクしてる。

「こういう時間いっちばんヤダ……。」
「緊張するよね……あぁ怖い……。」
「人事を尽くしたらなきっと大丈夫ですわ。」

お茶子ちゃん、百ちゃんとそんな会話をする。響香ちゃんもすごく緊張してるって感じの面持ちだ。そしてそのときはやってくる――。壇上に目良さんが立った瞬間、一気に場は静まり返った。

「皆サン長いことお疲れ様でした。これより発表を行いますが……その前に一言。採点方式についてです。我々ヒーロー公案委員会とHUCの皆さんによる二重の減点方式であなた方を見させてもらいました。つまり……危機的状況でどれだけ間違いのない行動を取れたかを審査しています。

取り敢えず合格点の方は五十音順で名前が載っています。今の言葉を踏まえたうえでご確認ください。」

そしてモニターに名前が映し出された。五十音順……重操のじ……さ行……。

「～～！あったぁぁ……！！」
「麗日ァ！」
「あったァ……。」

お茶子ちゃんや響香ちゃんのそんな声が聞こえる。というか他のみんなもちらほら「あるぞ！」とか「メルスィ！」とか聞こえてきて、大体の人が受かったみたい。

あ……そういえば不安だったんだけど……ば、ば……。爆豪……。

「うわぁ、ない。」

やっぱりかっちゃん落ちたんだ……救助って言われたときから心配してはいたけど……。まあ自業自得だね。これを機に口の悪さ改めてくれるとありがたいけど……まあないか。

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