【ヒロアカ】重力操作系少女は仮免許取得試験に臨むそうで。Ⅵ【原作沿い】 (ページ15)

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246.救助演習ページ15

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「そして……0名！！100人！今埋まり！終了です！ッハー！！」

そんなアナウンスが響いてみんなの表情が一気にこわばる。そしてその直後開いた控え室。そこにたっていたのは――

「皆～！」
「皆サン！」

まだここにいないクラスのみんなだった。1、2、3……21人……！

「21人、皆いる！」
「おォオオ～～！！」
「っしゃああああ！！」
「スゲェ！こんなんスゲェよ！」
「雄英全員1次通っちゃったあ！！」

みんなでそんな風にはしゃぐ。あんなにマークきつかったのに全員が1次突破なんて結構凄いことだよね！！あぁ～すっごく嬉しい！

なんてはしゃいでいると、急にモニターにフィールドの映像が映し出された。

「ええー、100人の皆さん。これご覧ください。」

「フィールドだ。」とデクくん。「なんだろね。」とお茶子ちゃん。不思議に思いつつそのモニターを見ていると、急にフィールド全体が激しく爆発した。

「(――何故！！)」

おそらくみんなとシンクロしたであろう思い。あっという間にボロボロになってしまったフィールドに再建設費高そうだな、なんて考えがよぎったけど忘れます。どうでもいいね。そんなことを思っていると、アナウンスが響きわたった。

「次の試験でラストになります！皆さんにはコレからこの被災現場でバイスタンダーとして救助演習を行ってもらいます」

災害救助……一応USJで授業を受けたことはあるけどそれ以上に戦闘訓練がメインだったから……あんまり自信ない……。ちなみにバイスタンダーっていうのは現場に居合わせた人のこと。

「ここでは一般市民としてではなく仮免許を取得したものとして――どれだけ適切な救助を行えるかためさせていただきます。」

アナウンスさんの言葉をききつつモニターを眺めていると、「む……人がいる。」と障子くんが呟いた。驚いて目を凝らすと確かにそこには子供やご老人の姿が。

「あぶねえ何やってんだ！？」
「彼らはあらゆる訓練において今引っ張りだこの要救助者のプロ！"HELP・US・COMPANY"略して"HUC"の皆さんです。」

なるほど……つまり私達は今からあの人達を救助する、ってことかぁ。小さい子供にご老人、体格のいい男性まで年代は様々。これは相当難しいぞ……。

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