【オールマイト】今度こそ ページ5
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「私……貴方に会うためにここへきたんです。」
初の戦闘訓練を終えたその日。私の目の前に立つ少女――志村……いや、A少女は言った。
マッスルフォームを維持するのがキツく、正直今すぐにでもトゥルーフォームに戻りたいところだ。だが生徒の前でトゥルーフォームに戻ってしまったらまだ数日しかたっていない教師生活に終わりを迎えることになる。
「HEYA少女！それは嬉しいが、話ならまた明日に」
「志村菜奈を、知っていますよね。」
――少女の口からこぼれ出た言葉は私の動きを止めた。いつもの笑顔をキープすることができず、あわてて崩れた表情を立て直す。「な、なんのことかな！」といつもの調子を装ったその声は自分の想像以上に震えていた。
志村、菜奈。先代のワンフォー・オールの後継者であり、私のお師匠だ。彼女からは多くを教わった。今私が平和の象徴、No.1ヒーローなんていわれているのも彼女の存在あってこそ。
そんな彼女の存在を知る人物は少ない。というか、彼女と私の関係を知っている者などほとんどいない。そのはずなのに……何故……。
「全部しってます。貴方の個性はワンフォー・オール……代々受け継いできた力。そして志村奈々は貴方の師匠、違いますか？」
「……何故、何故それを……。」
ただの生徒であれば知っているはずのない情報をつらつらと並べた少女は焦る私とは対象に「じゃあ貴方が八木俊典さんで……あっているん、ですよね。」と私の目を見て冷静に告げた。
この子は全て知っている……何も今更隠せることはないらしい。トゥルーフォームに戻って「……ああ。」と呟くように告げると、少女は勢いよく私に抱きついた。「ちょ、HEY、A少女！？」と焦る私を放っておいて彼女は腕に力を入れる。
「ずっと……会いたかったぁ……！」
そういった少女の声は鼻声で、泣いているこどが分かった。「と、とりあえず離れてくれ。」なんて諭すと、おとなしく離れてくれた少女。やっぱり彼女は泣いていて、私のシャツに涙の後がついている。
「キミは、一体……。」
涙を拭って、鼻をすすった少女ははっきりと告げた。
「……志村菜奈の、義娘です。」
守らなくてはいけない……私が、彼女を。……今度こそ。
そう悟ったとき、今度は私から彼女を抱きしめた。
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【切島鋭児郎】初恋ってやつ。→←【ヴィラン連合】ＯＦＦモード
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赤兎リエ輔(プロフ) - ひ〜やんさん» リクエストありがとうございます！！いやあもうありがたい限りで…！パート2のほうで書かせていただきます！ただ2人ともイマイチキャラがつかめておりませぬので、少々遅れてしまうかもしれませんがご了承いただければ幸いです。これからもよろしくお願いします！ (2018年4月22日 22時) (
レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
ひ〜やん - リクです！ギャングオルカと、ベストジーニストをおねがいします！！！ (2018年4月22日 16時) (レス) id: f282bdc2c2 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - シエルさん» 了解です！リクありがとうございます…！それぞれ1話ずつという事でよろしいでしょうか…？ 中3ですです！同じですね！頑張りましょう。。。。 (2017年12月10日 11時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
シエル - 一覧を見たら中3だと…。すごい文才ですね！ちなみに私も中3です！受験頑張りましょう！病まない程度に…。 (2017年12月10日 0時) (レス) id: 1b83026ca2 (このIDを非表示/違反報告)
シエル - シエルです！ハハッ！いきなりリクします！轟様と弔様のツンツンデレ話をお願いします！甘甘で！ (2017年12月10日 0時) (レス) id: 1b83026ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2017年8月22日 22時
