【死柄木弔】冷たい。(シエル様リクエスト) ページ30
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「あ、弔くんどっかいくの？私も」
「くるな。足手まといだろ。」
「うっ……。」
今日も弔くんは手厳しい。優しさが感じられない。
私は敵連合の一員だ。その理由というのも弔クンが私の個性を評価してくれて勧誘してくれたから。ちなみに私の個性は『特定』といって、写真を見たらその人が何処にいるか分かるというもの。
弔くんとは利害が一致しているし、ともにヒーローを憎んでる。だからこそ私は彼のカリスマ性に引かれたんだ。この人の役に立ちたいって、心からそう思った。
……けど、弔くんは冷たい。さっきみたいにたいてい何かしにいくとき連れて行ってくれないし、私がするのは個性名どおり特定することだけであとは何もやらせてくれない。
理由聞いたらいつも邪魔だとかお荷物になるとか、これまた冷たい言葉ばっかり。最初はへこたれてたけど今では弔くんの暴言もなれたものだ。
でも引き下がるのは今日で終わり。意地でもついていってやる……！！
「足手まといなんてならないから、ね！」
「なる。お前ろくに戦えもしないだろ。」
「そ、そんなことない……こともないけど……。」
「お前の仕事は人探し、そこで終わりだ。分かっただろ、もう腕はなせ。」
「……うん。」
変わないトーンで言い放たれた弔くんの言葉に負けて、おとなしく彼の腕を放した。「邪魔してごめん。」とだけ呟くと、盛大にもれる弔くんのため息。
数秒後、私の頭に彼の手が載せられた。4本の指で私の頭をぐしゃぐしゃと撫でる弔くん。そんな行動に驚いて彼の顔を見上げたら、ばつが悪そうにそっぽを向いていた。
「……怪我されたら困る。」
確かに放たれたその言葉。「弔くん……！」とへこんでいた表情を徐々に笑顔に戻すと、顔につけた手の奥で呆れたように笑う彼。
「待てるな？」
「うん！」
撫でられた頭だけがずっとふわふわした感覚もってて、なんていうか……うん、弔くんに撫でられるの好きだ。
一気にテンションの上がった私に「単純な奴だな。」と弔くんは笑う。そして「おとなしく留守番しとけよ。」と告げて、私に背中を見せた。
「行ってらっしゃい！」
その言葉に答えるように手の甲をみせてひらひらと手を振る弔くん。結局おいていかれてることに変わりはないんだけど……それでも、なんだか今日は特別だった。
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赤兎リエ輔(プロフ) - ひ〜やんさん» リクエストありがとうございます！！いやあもうありがたい限りで…！パート2のほうで書かせていただきます！ただ2人ともイマイチキャラがつかめておりませぬので、少々遅れてしまうかもしれませんがご了承いただければ幸いです。これからもよろしくお願いします！ (2018年4月22日 22時) (
レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
ひ〜やん - リクです！ギャングオルカと、ベストジーニストをおねがいします！！！ (2018年4月22日 16時) (レス) id: f282bdc2c2 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - シエルさん» 了解です！リクありがとうございます…！それぞれ1話ずつという事でよろしいでしょうか…？ 中3ですです！同じですね！頑張りましょう。。。。 (2017年12月10日 11時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
シエル - 一覧を見たら中3だと…。すごい文才ですね！ちなみに私も中3です！受験頑張りましょう！病まない程度に…。 (2017年12月10日 0時) (レス) id: 1b83026ca2 (このIDを非表示/違反報告)
シエル - シエルです！ハハッ！いきなりリクします！轟様と弔様のツンツンデレ話をお願いします！甘甘で！ (2017年12月10日 0時) (レス) id: 1b83026ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2017年8月22日 22時
