134.それぞれの職場体験 ページ43
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それから同じような日をすごし、1日を終える。そしてまた日が昇って、5日目の朝を迎えた。
そんな5日目の今日、やっと私達はヒーローっぽい仕事、パトロールに出ていた。
「先日の保須事件に感化されたヴィランが動きを活発化させる恐れがある。パトロールとはいえ気を抜かずに。特にカームヘッド、キミは私達から放れないようにな。」
「は、はい！」
「あぁ〜……。」
敬意のけのじ……いや、もはやkすら感じられない返事をしたかっちゃん。そんな彼の後頭部を流れ作業のようにしばくと、ベストジーニストは「唐突だが質問だ。」と投げかけ、続けた。
「パトロールはヴィランの犯罪を抑止するために行うものだが、福祉的効果も期待できる。それはなにか？」
「ヴィランを見つけたら速攻でぶっ潰す！！！」
「それ別に福祉的じゃなくない？」
「……違う。」
あきれた、と字幕で見えるような声色のベストジーニスト。次の瞬間、「あ！ベストジーニストよ！！」と黄色い声が聞こえた。
「お仕事頑張ってくださぁーい！」
「答えは、我々の存在を示し市民達に安心を与えること。」と、そういいながら女子高生さんたちに手を振った彼に、彼女達はよりいっそう声を上げた。おぉ、凄い人気だ……。
「守るものと守られるものとの信頼関係を築くことだ。」
「ケッ、ご機嫌伺いかっつーの。」
そういったかっちゃんに苦笑いをしたら、背後から「あの！」と声をかけられた。
振り返ってみると、4人くらいの男子高校生？中学生？の集団が。「どうかしましたか？」と言葉を返すと「お前いえよ！」「何で俺だよ！」なんて何かしらのなすりあいをしてから1人の男の子が言う。
「体育祭見てたっス！チョー強くてかっこよくて憧れてるっス！」
THE・体育会系という見た目どおりの喋り方でそういわれて威圧される。「あ、ありがとう……！」と1歩後退しながら返した。
「お名前なんていうんスか！」と目を輝かせる彼。ドクンと心臓が脈打つのを感じる。
―憧れの名を背負うってからには相応の重圧がついてまわるわよ―
ああ、上等だ。
「calm head、です！」
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「お前らみたいなガキに心配される必要なんざ」
「ひえぇぇぇぇ！！」
「(まるで対照的だな、この2人。)」
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赤兎リエ輔(プロフ) - 私さん» パート3にもコメントありがとうございますうう！！ええ、ついにパート3です…((( 本当ですか…！めちゃくちゃ嬉しいお言葉をありがとうございます…！御期待に沿えるよう、精一杯頑張らせていただきます！コメントありがとうございました！ (2017年9月8日 23時) (
レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
私 - 続編おめでとうございます！！ついにパート3ですか……もう本当、作者さんの愛がスゴいです！！(( これからも頑張って下さい。応援してます！ (2017年9月6日 2時) (レス) id: 9b4f9f305a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2017年9月2日 19時
