127.怪奇！グランリノ現る ページ36
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テキトーな世間話をしつつ到着した東京都中心部。私達の目の前にはジーニアスOfficeと書かれた白い建物がそびえたっている。
「うわぁ緊張する、緊張するねぇ……！」
「しねえよ黙れ。」
相変わらず冷たいかっちゃんにブーイングしつつ入り口の扉まで行くと、1人の男の人が立っていた。ベストジーニストのサイドキックだろうか？その男の人は私達をみて「お！」と声を漏らす。
「キミ達だね、雄英からきた職場体験の。重操さんと爆豪くん！」
「は、はい！今日はどうぞよろしくお願いします。」
「……。」
頭を下げた私と、そっぽを向いたまま無言のかっちゃん。どちらが初対面の人に取るべき態度かなんて幼稚園児でも分かるだろう。
「かっちゃんも言うの！！」と頭を無理矢理掴んで下げさせると、「ってえなクソ女が！！」とその手を振りほどかれた。その光景を「仲良がいいな。」なんて笑う男の人。寛大な人でよかった。
「じゃ、ついてきて。」
男の人に言われるがままについていき、建物内に入る。少しだけ進むと男の人はこちらを向いた。
「じゃあここでそのコスチュームに着替えてくれるか？こっちが男の子、こっちが女の子。」
私達の手にあるコスチュームが入ったケースを示し、次に2つの部屋が示される。「はい！」と返事をして(かっちゃんは安定の無言)から、室内へはいった。
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外に出ると既にかっちゃんと男の人がいて、少し焦り気味に「すみません！」とひとこと。
けれど「いや大丈夫。」と歯を見せて笑ってくださって一安心。かっちゃんには「おせえ。」って睨まれたけどもうこの際無視だ無視。
案内されるままに進むと、「入って。」といわれる。ここにベストジーニストがいるらしい。
少し緊張気味の私と緊張感ゼロのかっちゃん。ずかずかと入っていく彼のあとに続くと、ベストジーニストとそのサイドキックであろう人達が居た。
「やあ、来たか。」
ゆったりと振りむいたベストジーニスト。そして「ようこそ、我が事務所へ。」と続けたので軽く会釈。
「まずキミ達を指名した経緯から。……キミ。」
そういってベストジーニストが指差したのはかっちゃん。急に指を指されて肩を跳ねさせたかっちゃんに、指を下ろしたベストジーニストは言う。
「正直、君のことは好きじゃない。」
「あ？」
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赤兎リエ輔(プロフ) - 私さん» パート3にもコメントありがとうございますうう！！ええ、ついにパート3です…((( 本当ですか…！めちゃくちゃ嬉しいお言葉をありがとうございます…！御期待に沿えるよう、精一杯頑張らせていただきます！コメントありがとうございました！ (2017年9月8日 23時) (
レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
私 - 続編おめでとうございます！！ついにパート3ですか……もう本当、作者さんの愛がスゴいです！！(( これからも頑張って下さい。応援してます！ (2017年9月6日 2時) (レス) id: 9b4f9f305a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2017年9月2日 19時
