２８４羽 ページ37
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2対2が始まった。選手達が名前を聞いただけで嫌な顔をするのも頷けるくらい、そのハードさは目に見えて伺える。
2対2が始まると国見が輝く。普段低燃費に効率のよいプレーをしている彼は正に先ほど日向が言ってきたように『楽』するプレーが上手い。だからこそ疲れないし、パートナーも楽ができるのだろう。
……それと逆に、百沢の技術はまだつたない。2mという身長はそれだけで武器になる。しかしそれは補ってくれる者が居ればの話で、お互いに補わねばらないこの2対2では中々輝けるものにはならない。
そうこうしているうちに2対2が一旦終わり、休憩に入った。この後ペアを組みなおしてまた2対2だ。
「ドリンクどーぞー。」
「あざっす！」
Aがドリンクを渡していると、少し遠くで「うぉぉぉい！」という日向の声が聞こえた。驚いてそちらを見ると、「だけってなんだ！」と続けて日向の声が聞こえると同時に百沢に話しかける日向の姿があった。
それからあまり聞こえなかったが、百沢に上半身をぐっと近づけながら一生懸命に何かを語る日向。百沢は若干引き気味にも見える表情で日向を見つめ返している。
「2mなんて一番最高にMAXすげえ才能だろ！！」
そんな日向の大声が聞こえ、それを聞いた百沢は大層驚いた表情をみせた。Aは遠めに2人を見て少しだけ笑う。百沢のことは日向に任せておけば問題ないだろう。
選手には選手にしかできない励まし方がある。日向と百沢、似たような技術で全く違う体格。だからこそ百沢も日向の言葉は余計響くものがあるのだと思う。
「(翔陽、マネージャーのほうが向いてるんじゃない？)」
こぼれる笑みを抑えながら次の作業に取り掛かった。まだまだ2対2は続く。
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赤兎リエ輔「本来ここで日付が変わりますが、今回はチーム変えをしたという程で…！」
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次のチーム分けがされ、国見と百沢チーム、五色と月島チームの試合となった。
国見のように全体的に秀でているタイプだと、攻撃を百沢に任せることができる。セットなどは自分でやればいいから。
けれど月島は違う。確かにブロックはそこそこの技術があるが、他はまだまだ稚拙だ。特に五色と組むとなると嫌でもセットに回らなくてはいけない。レシーブもセットもまだ他のメンバーに比べたら未熟な月島がどう乗り切るか、と言うところもあるだろう。
「(2対2いいね……烏野でもしてみる？？)」
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さりあ(プロフ) - 古森くんと佐久早くんの番外編のお話がちょっと見当たらないのですが番外編part2にありますか？？お話がすごい気になります！！ (2021年7月31日 1時) (
レス) id: bfe73c86d0 (このIDを非表示/違反報告)
柿の種梅しそ味(プロフ) - すみません。なんか…話数違いません？なんか重なってる… (2019年12月23日 16時) (レス) id: c64161dde0 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - ざらめ煎餅さん» とーっても嬉しいお言葉ありがとうございます！面白いだなんて畏れ多い…！凄く励みになります…！御期待、応援に添えるよう精一杯頑張らせていただきますので、どうぞこれからもご愛読いただければ幸いです(*´ω｀) (2017年4月2日 20時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - tenipuri3rdさん» やっと続きを更新できます･･･！お待ちいただいてありがとうございました！楽しみにしていただけているようでなによりです(*´ω｀) 恋愛のほうは正直行き当たりばったりですのでなにもかもが未定ですｗそれでもこれからも楽しみにしていただければ幸いです！ (2017年4月2日 20時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
ざらめ煎餅 - すっごく面白いです。更新頑張って下さい(｀_´)ゞ (2017年3月31日 1時) (レス) id: 233c1dd62c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年12月23日 21時
