【d!】一目惚れ悪魔と恋を知らない宵の悪魔

※イラスト、見なくても大丈夫 ページ16

zm side




「シャオロン……」

『やめたれぇ…ほら帰るよ―』










そう言って、Aはうさぎみたいに跳ねながら走る。

夕日に照らされたA













やっぱりかわええなぁ…



位階はオレより上

だけど、









守ってあげたい









魔界は何があるかわからへんからな。




オレが守るんや








『ゾムーー？おいてくよ―』







置いてくって言いながら寄ってきてくれるの
可愛すぎん？



身長はオレのほうが高いから、Aは自然と上目遣いになる






『ゾム！行くぞ！』












「っ………」




「……おう！」










「なぁ、今度遊びに行かへん？」

『お、いいねぇ、どこ行く？』










こんな何気ない会話も愛おしい








なぁA、オレのこと好きになってくれるか？

………どうやろなぁ







今はまだ、ただそばにいて欲しい







こんなオレでもいいなら、隣に居させてな？

好きやで、A！

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