お迎え6 ページ48
Aside
唇に、柔らかい何かが触れたような感覚がして、意識が戻る。
なんだろ…というか、なんか重いし、暑苦しいというか、動けない…金縛りかな？
そう思い、目を開ければ、目の前に吉沢くんの穏やかな寝顔があって、その長い腕と足に私の体はホールドされていた。
あのさ、吉沢くん…私抱き枕じゃないし…
というか、睫毛なっが！！付けまつげみたい！
肌もすごい綺麗だなー…普段手入れとかしてないよね？
あ、でもちょっとヒゲ生えてきてる…なんか可愛い…
昨日の横暴な要望には驚いたけど、吉沢くんの新たな発見もあって、鎖骨のところにあるホクロがセクシーだなぁとか、思ったより毛深いんだなぁとか、昨夜の出来事を色々と思い出して、顔が熱くなった。
最近吉沢くんのスキンシップ？というか、わがまま？が加速化してる気がする…私がハイハイ言うこと聞くからかなぁ…でも断った後のことを考えると、気が重い…昨日みたいに機嫌悪くなられてもやだし…
ひとまず、いつまでもこうしてはいられないと、無理やり抜け出そうととすれば、「A、なに」と吉沢くんが起きた。
『吉沢くん、私朝ごはん作るから離して』
「んなの今日はいい、ゆっくり寝てろよ」
『いや、私今日はお花の球根植えなきゃいけないの。だから寝れられないの』
「花？なに、これから寒くなんのに？」
『今の内に植えておくと来年の春に咲くの』
「へぇ〜」
『もう、だから離して！私は抱き枕じゃないんだから！』
「…A」
『なに、吉沢くん…』
「そういえば昨日迎えに来てくれたご褒美、まだだよな」
『え、あっ…うん……』
「なにがいい？」
『えっと………』
なんだかこのご褒美も恒例になりつつあって、最初は遠慮していたけど、吉沢くんのお陰で美味しいクレープや、新商品のお菓子も食べられるから、素直に何が欲しい言うようになっていた。
どうしよう、今回もクレープがいいかな？
前に買ってもらったお菓子でもいいけど…
というか、思いつくものが食べ物ばっかりって、私は食いしん坊か！なんて一人で突っ込みつつも、パッと思い浮かんだご褒美。
そうだ…！
『吉沢くん、あのね…』
.
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レイズ(プロフ) - みきさん» みきさん、コメントありがとうございます。感想とても嬉しいです。今後とも宜しくお願い致します。 (2019年10月22日 16時) (
レス) id: 7e87fc9e00 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - こちらの作品めちゃくちゃ大好きです！！！！ハマっちゃって更新が楽しみで仕方ありません！！！！頑張ってください！！ (2019年10月21日 23時) (レス) id: 31ac1bf2e5 (このIDを非表示/違反報告)
レイズ(プロフ) - 蓮さん» 蓮さん、コメントありがとうございます。すみません…更新が長く停滞してしまいました…なかなか構成がうまくいかないのと、プライベートが多忙ですが、もう少し更新頻度増やすように努力します…！宜しくお願い致します！ (2019年10月20日 12時) (レス) id: 7e87fc9e00 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 最近あまり更新されてないようで寂しいです( ノД`)…楽しみにしてます！ (2019年10月20日 1時) (レス) id: e90feb906e (このIDを非表示/違反報告)
レイズ(プロフ) - 雫さん» 雫さん、コメントありがとうございます。更新を楽しみにして頂きまして、とても嬉しいです。単調な展開にならないように頑張ります。今後ともよろしくお願い致します。 (2019年10月7日 9時) (レス) id: 7e87fc9e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイズ | 作成日時：2019年9月7日 0時
