生きた天使 (ページ8)

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国宝さまのお戯れページ8

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亮「どう？緊張してる？」

『うん…やっぱこういうの慣れないなぁって…』

亮「司会の人が話振ってくれるから大丈夫だよ…それに…

俺もいるし」

そう小声で耳元で囁かれて、思わず引いてしまう。
国宝さまは今日もすごく近いです……もう撮影終わったからくっつかなくてもいいんだよ？

亮「なんで逃げるのー」

『だって…』

亮「撮影してる間はずっとくっついてたじゃん(笑)」

『あれは演技だから大丈夫だけど！……普段は…その、恥ずかしいよ』

亮「…それって普段の俺は意識してるってこと？」

『え？』

亮「ん？」

『あ、えっと…いや…
こういうことは彼女とかにしなきゃ、みんな勘違いしちゃうから、ダメだよ』

亮「…………」

スタッフ「すみません、お願いしまーす！」

スタッフさんにそう呼ばれて、国宝さまとのお戯れは終了。

いつも思うけど、亮ちゃんと共演する女優さんって大変だなぁ…こういうことされると、本当に好きになってしまいそうだし…

『亮ちゃん、今日もよろしくね』

亮「あ…うん、よろしくね」

亮「……………だからなんだけどな…」

スタッフさんに連れられて歩いてる途中で、亮ちゃんが何か小さな独り言を言っていたけど、何を言ったのかは分からなかった。

でも、私も国宝さまを見習って、役作りとか、これからも女優業…頑張ろう！

それに今日はこのあと…

『亮ちゃん、終わったらご飯行こうね』

亮「………」

『亮ちゃん？』

亮「…あ、うん！何食べよっか？」

そう言って、気が付いたら手を繋がれてる左手。

……うーーーーん…

今日も国宝さまは近いです

もしかして手を繋いだまま舞台上に出るの？(笑)

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