生きた天使 (ページ47)

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スマブラ対決ページ47

Aside

初めて足を踏み入れた亮ちゃんのお部屋は、わりとシンプルで、モノトーンで統一されたお部屋だった。

亮ちゃんが座布団を用意してくれて、まずはそれぞれお酒を開けて乾杯。私が甘めのお酒が好きなことを知っていた亮ちゃんは、缶チューハイでもアルコール度数が低めなものを用意してくれて、やっぱり優しい。

早速スマブラやろう！とのことで、始めたゲームだけど、賢人くんが激弱すぎて、すぐに亮ちゃんと一騎討ちになる。
私はカービーを使って、亮ちゃんはキャプテン・ファルコン。(ちなみに賢人くんはドンキーコング)

ゲームをしている時って、子供に返ったみたいでとてもテンションが上がる。
亮ちゃんも私も夢中で必殺技を繰り出すけど、必殺技を躱してカウンターを仕掛けたりと、亮ちゃんはとても強くて、結局負けてしまった。

何戦目かで、私が最初に負けてしまって、賢人くんと一騎討ちの亮ちゃん。
回数を重ねてきて強くなった賢人くんだが、自分のミスで落ちそうになってしまって、『あ～やだぁ～落ちちゃう！』と勢いあまって、胡座をかく亮ちゃんの膝をペシペシと軽く叩いたら、何故か落ちるはずのなかった亮ちゃんが落ちて、そのあと賢人くんが大笑いしていた。

そのあと、3人でテレビを見ながら談笑していて、賢人くんが亮ちゃんの左手を見て言った。

賢「亮、そのブレスレットいいね」

亮「ああ、これ？Aにもらった」

『ふふ、つけてくれて嬉しい…ありがとう』

亮「めっちゃ気に入っていつも付けてるよ」

最近亮ちゃんの左手にあるレザーブレスレットは、私が前にプレゼントしたものだ。
あの時、帰りの車で開けようとした亮ちゃんに、何だか恥ずかしくなって、家に帰ってから開けてもらうように頼んだところ、帰ってからすぐに電話が掛かってきて、

亮「めっちゃ嬉しい…すげぇ大事にする…Aホントにありがとう…大好き」

と、私が恥ずかしくなってしまうくらい、とても喜んでもらえて、それから撮影の時以外は付けてくれている。
シンプルなデザインで合わせやすいけど、編み込みのブラックレザーと、控えめのシルバー金具がカッコよくて、一目見た瞬間にこれがいいと思って買ったもので、周りからも好評のようで、本当に良かった。

でも、それを春馬くんと買いに行った時、お店がエンゲージリングで有名だったせいもあり、店員さんに婚約指輪を勧められてしまった裏話があったりする(笑)

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