生きた天使 (ページ19)

今日:30 hit、昨日:58 hit、合計:604,679 hit

天使からのお誘いページ19

.

そんな時に鳴るLINEの通知音

見ればAの名前で、思わず開いてみれば

『亮ちゃん、次のお休みはいつですか？』

なんて書いてある…え、休み？？確か3日後だったような…なんて、スケジュール確認。うん、3日後だ。

「3日後だよ」

と返事を返せば、すぐに既読が付く。
あれ？今日環奈ちゃんとお泊りしてるはずなのに、何で俺にLINEしてんの？
もしかして1000年に1人の美少女より、俺を選んだのか！？
もはやウザすぎる事まで考えてしまう。
俺必死かよ、かっこわる…

と、一人テンションが落ちかけたと思ったら、

『では、その日は私と一緒にお出掛けできますか？』

亮「は？？？」

千「どうしたの？」

亮「え、え？？？」

千「なに？なんかあったの？」

亮「Aから…休みの日に一緒に出掛けられるかってLINEきた…」

千「え、やったじゃん！！」

亮「マジか！え…マジか！」

千「返事返した？(笑)」

亮「え、これすぐ返したらキモい？」

千「(笑)…逆に時間経ったらダメになるかもよ」

亮「待って待って、すぐ返す！」

思わぬ展開に、慣れた文字打ちも打ち間違えてやばい。
え？マジで出掛けるの？二人だよな？マジで？
これなんかのドッキリとかじゃね？
実はウソでした～とか言われたら俺マジで立ち直れないんだけど…

『亮ちゃんお酒好きだよね？週末にビールフェスタってお祭りが開催されるみたいで、今日行った水族館でチラシを見たの。だから、一緒に行きませんか？』

『亮ちゃんには、いつもお世話になってるから何かお礼ができたらなぁって思ってます』

『試飲とかたくさんできるみたいだし、当日は電車で行くことになるから、ルート調べて迷わないようにするね！』

『一緒に行けて嬉しい～ありがとう！』

亮「…ばーちーさん、俺いま世界で一番幸せだ」

千「吉沢さん、Aさんに振り回されてるね(笑)」

.