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『あれ、ビッチ先生じゃない？』
昼食の時間、渚付近の席を借りて窓際で昼食を取っていたカエデ、A、メグ、陽菜乃は、カルマの声に外を見る。
木陰で昼食をとる烏間先生に近づくのは、金髪の美女、イリーナ・イェラビッチだ。
二人は何か話しているようだった。そんな二人のやり取りを眺めるために、窓際に生徒が集まり出す。
Aは管を繋いだまま席から立てないので、隙間を開けてもらってそこから覗いた。
二人はしばらく話していたが、ビッチ先生が木の後ろから烏間先生を覗いた瞬間、大きく動いた。
予め仕掛けておいたのだろう、烏間先生の横に投げ捨てたジャケットから繋がるワイヤーを手に持ち、木の後ろに回ることで自然に烏間先生にワイヤーを引っ掛けてみせた。
『すげー！』
『ビッチ先生が格好いい……だと？』
『え、今のAが言った？』
『……システムエラーですのでお気になさらず』
『いや、絶対違うだろ！』
気づいた時には、ビッチ先生は烏間先生に跨っていた。
ちょうど教室から、ビッチ先生が必死に烏間先生にナイフを当てようとしているのが見える。
しばらくやり合って、二言三言言葉を交わすと、ナイフを抑えていた烏間先生の手が僅かにズレ、ナイフが烏間先生の心臓付近に当たる。
『流石プロですね』
"ビッチ先生の項目にデータ追加"
『やったー！』
『ビッチ先生残留決定だな！！』
教室が拍手の音に包まれる、Aも皆と同様嬉しそうな表情で手を叩く。
『ビッチもいないと寂しいもんな』
『おいおい』
『でも本当に良かったですね、ビッチ先生の英語わかりやすいですし』
『だよな〜口説き方学べるし！ 俺も将来海外の美女をくどきまくるぜ』
『やめとけ、撃たれるぞ』
その後、午後の英語の授業はビッチ先生が皆に、烏間先生は私の魅力に篭絡したのよ、と言いながらとても喜んでいて、可愛らしかった。
『かわいいですね』
花でも飛ばしそうな勢いで、ニコニコとマゼンタの目を細めビッチ先生を見つめるAに、カルマは子猫でも見るような気分だった。
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天泣tenkyu(プロフ) - 杏さん» わーありがとうございます！更新遅いので気長にまっていただけると助かります…現代風になるよう意識してたので伝わってよかったです笑 (2018年9月30日 17時) (
レス) id: 2cce15959b (このIDを非表示/違反報告)
杏 - すごく面白いです！たまにタウゼントちゃんが現代風になるので笑いますw応援してます！更新頑張ってください！ (2018年9月29日 23時) (レス) id: 0c46f8b8b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天泣tenkyu | 作成日時：2018年9月19日 20時
