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周囲は呆気に取られている。目の前の彼に至っては石のように固まっていた。
たかが十三の小娘がこんなこと言うとは思わなかったのだろうか。横にいるお兄様にもう放っておけと言うような視線を送られ、私は大部屋を出ようと扉へ向かった。
騎士然とした振る舞いで付いてくる私達の側近は、僅かに微笑んでいる。
シスク家当主は何も言えずにいまだ手が止まったままだった。
大部屋を退室し、一息つく。
「だいぶ言うようになったな、少し兄上に似てきたか、昔兄上も同じこと言ってたぞ」
「A殿下はゼンにも似てきているかと、所々ゼンに被って思わず笑いそうに……」
「そう言っていただけるなんて光栄……か……？」
そう返すと、背後からお兄様の側近であるミツヒデ･ルーエンが笑いを押し殺しているのが分かった。既に笑ってるじゃない。
「ゼン様と同じ返し方ですね」
だから笑っていたのか。
「それにしても、さっきのあれでAへの見方も変わるだろうな、随分深く釘を刺していたようだし」
「だって気付かないふりするなんて嫌でしょう」
「ああ、俺も嫌だ、似てるな」
「そんなにしつこく言わなくても、よーく分かりましたわ、
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天泣tenkyu(プロフ) - 黒髪の白雪姫さん» こちらの作品も読んで頂けるとはっ、とても嬉しいですありがとうございます(*^_^*) (2018年2月5日 23時) (
レス) id: 141d644f20 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - お久しぶりです(〃^ー^〃)この作品にお邪魔します♪凄く面白いです！( ＾ω＾ ) (2018年2月4日 16時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天泣 | 作成日時：2017年11月29日 22時
