にひゃくよんじゅうご。 ページ46
船は塀の中を流されて、結局海の上に張られていた蜘蛛の巣にひっかかった。ブルックが乗っていた船もミニメリー号もひっかかっていた。
しかも蜘蛛の巣のすぐ横に島の入り口。いやー、誘ってる感が半端ないっすね。まあ船にいても暇なだけだし行かないっていう選択肢はないんだけども。
島の中に入るとまず目の前に下り階段があった。
「ゲッ、堀の奥に何かいるぞ」
「……ケルベロス…かな?1つだけ頭が狐だけど…。」
「へェ…ケルベロスか。地獄の方が安全だろうに」
「あら、かわいいわね」
「あいつケンカ売ってねェか?」
「生意気だな……」
「お!うめェのかな?」
見聞色使わなくても分かる。
あのケルベロス、こいつらに引いてる。
…まあ…あれだよね、こういうの見たら普通怯えるもんね。こいつらの反応に慣れてないだけだろう。僕は呪霊とかで全然慣れてるし……めちゃくちゃかわいい方だよこいつ。傑の呪霊でもここまでかわいい奴は居なかった気がする。
好みな外見ではないけれど。一番ぴったり来るのはやっぱりパンダとかチョッパーとかなんだよなァ。
どういうリアクションをとればいいのか分からなくてちょっと困ってたら向こうがやる気になった。かわいいなァ。
たたっ斬ろう、とゾロが前に出ようとしたらルフィが「手懐けてみよう」という提案をした。
「バカ、犬っつってもお前…犬の元締めみてェな奴だぞ!?」
「その例えウケるんですけど。」
「犬は犬だ。よーしよしよし。……お手」
「…あ、噛まれた。」
3つの首に。
ルフィって牙みたいな刺し傷って効くんだったよな…?
「よしよし、いい子だ……よーしよしよし…そうだ、ゆっくり話せ……いい子だな…………こんにゃろォ!!」
こんにゃろォの一発でケルベロス撃沈。
ケルベロスがぐったりしたのを見てルフィが「ふせ」って言うし。それは無理あるぜルフィ君や。
結局ケルベロスを従えてから島に乗り込む事になった。ケルベロスはちょっと元気がないけど。
「入ってすぐこんなオモロいの出てくんだからこの島楽しみだなー!!」
「堀を出てこの先森か…」
「僕もケルベロスに乗ーせて。」
「ナミさーん!おーい!!ナミさんどこだ〜!!?」
「……ん?」
前方に何かいた。
…………何かっていうか……見間違いじゃなければ……おっさんの顔がついた木とユニコーンが一杯やってるののが居たっていうか。
…………………………わお。
っていう感想しか出ない。
217人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あんちょび | 作成日時:2022年6月22日 17時