にひゃくにじゅうろく。 ページ27
フランキーが造ってくれるという船の完成を待つこと3日。ログポースのログもたまった。
「ログポースが次の島を指してる!」
「んじゃ後は乗る船だな!楽しみだ!!」
「そうね、驚かせるから完成まで見に来るなって言われてるし……」
「おめェ達……そのログを辿るとどこへ着くのか知ってんのかい?」
「海底の楽園”魚人島”。でしょう?ココロさん。」
「んががが!よく知ってんじゃねェか!」
魚人島と聞いて暴走したサンジは放っておくけど、ナミはナミの村のことがあったから複雑らしい。それもそうだなァ。
「でもまァありゃ魚人つっても”海賊”だろ」
「その通りだよくわかってんじゃねェかクソ野郎!!」
ヤバい、サンジの周りに「バカのくせに〜〜……」みたいなセリフが浮かんできててウケるんだけどどうしよう。ウケる。
「魚人島はグランドラインの名スポット!!世にも美しい
人魚……………………。
サンジの視線の先には常に酔っ払っているココロさん。ココロさんも魚人…いや人魚だったな。
……人魚………………。
「夢みたっていいじゃねェか!!海賊だもの!!!」
「いるよ!!ちゃんと若ェのが!!!!」
「サンジそれ失礼。…………まァわかんないこともないけど。」
うん……。サンジの気持ちもわかんないこともないよね。人魚…………ってなるもんね。
「……ただ、そんな簡単に楽園まで行けるわけでもないけどね。」
「うっせーー!!!いいじゃねェか夢みたって!!!」
「うるせぇな。」
人が説明しようとしてんだろうが。
あとの説明はココロさんが引き継いでくれた。
ココロさんが取り出したのは最近の新聞の一面。
「今月もまた船がいっぱい消えた」みたいな記事だ。
ブルックかー…………早いなァ……。
フロリアン以下略を抜けたらシャボンティで、そのあと頂上戦争だなァ。
あー、頂上戦争どうしよう。原作厳守だったら入んない方がいいんだろうけどっていうか入んない方がいいけど……。海軍嫌いだしなー。白ひげのオヤジさんとも面識もっちゃったしなー。顔見知りの人がしぬっていうのもいやだしなー。顔見知りっていうか船に乗せてくれた恩人っていうか。恩人……?恩人っていうだろうか。…………考えるの面倒臭いし恩人ってことでいいか。うーん、ビミョーなんだよねー……乱入したいけどしないほうが絶対いいんだよ。
うーん。
……あ、話全然聞いてなかった。
217人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あんちょび | 作成日時:2022年6月22日 17時