特級呪術師とウォーターセブン (ページ26)

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にひゃくにじゅうご。ページ26

「え〜〜〜〜〜！？本当にもう帰んのか！？」
「メシ食ってけよ！メシ！」
「ま、敵同士だしね。」
「ええ。馴れ合うわけにはいきませんから」

ガープさんも待たせてるし。

「ルフィさん！このグランドラインの……！後半の海の呼び名を知ってますか？レッドラインの向こう側に広がるその最後の海を、人は……もう1つの名前でこう呼ぶんです」

”新世界”。

「次の時代を切り開く者達の集う海！その海を制した者こそが！！”海賊王”です！！……ルフィさん！僕らきっとまたそこで会いましょう！」
「…………」
「今度は僕はあなたを捕まえる！もっともっと強くなって！僕はいつか！！！海軍の…た……！”大将”の座についてみせます！！」

……いいんじゃない？ルフィを捕まえるくらいになりたいんだったらそれくらいにならないと。

によによしながら見ていたら周りが静まり返っていることに気づいたコビー。

「……！！ご……ごごごごめんなさい、ちょ…調子にのりました…！恥ずかしい、穴があったら入りたい！！あ……あなた方に会って僕ちょっと気が大きくなっ……！！」
「コビー！！……おれと戦うんだろ？だったらそんくらいなれよ！！当然だ！！！今度会ったら…おれ達はもっと強ェぞ。もっとスゲェ！！」
「全くだね。君のどこが嫌いって、やってもいないのに最初から決めつけるところなんだよ。しかも悪い方向に決めつけるからたちが悪い。なりたいんだったら『なる』っていう確固たる意思を持たないといけないだろう？……なってみせろよ、コビー。」
「う……」

泣き虫なところは変わってない模様。

「僕ら……！！もっともっと強くなりますから！！！必ずまた！”新世界”で会いましょう！！」

そう言って、コビーとヘルメットは帰っていった。
……やー、とんでもない敵を生み出しちった。

「……ユキヤが珍しく長文喋ってたな…！」
「うっ…！いいじゃんチョッパー…！かっこつけたっていいじゃんか！」
「おう！かっこよかったぞ！」

くっそかわいいかよこのやろうが。照れるじゃんかよ。

ちょうどキリもいいので、ライターその他生活用品を買ってくるために街に繰り出し、呪具がないかの確認のためにちょろっと武器屋を覗き、無いことを確認し、戻ってきたら皆はガレーラカンパニーの裏の社員プールで宴をしていた。カンパニーの人とかフランキー一家とか色んなものが入り混じってる。楽しそうだ。

僕は今日はもう眠かったから素通りさせてもらったんだけどね。