にひゃくにじゅうよん。 ページ25
革命軍について。
海賊は自分から海軍等”世界の頂点”に近い存在にケンカを売ることはしない。
しないのだけれど、今、その世界政府を直接倒そうとしている組織がある。それが革命軍。革命軍の頂点がその「モンキー・D・ドラゴン」というそういうわけだ。
ようは今のこの仕組みの世界をぶち壊そうとしている組織の頂点がルフィのお父さん。
えらいこっちゃ。
「政府は当然怒り……その黒幕ドラゴンを”世界最悪の犯罪者としてずっと探し回っているんだけど」
「ドラゴンってのは逃げるのが上手でね。素性の片鱗すら全くつかめない謎の男……だったのだよ。」
「だった?」
謎の男の片鱗を今ガープさんが言っちゃったからね……もうすでに過去形だよ。
「……あっ!コレやっぱ言っちゃマズかったかのう!じゃ、今のナシ」
いや無理だろ。
ここを荒らすだけ荒らして、もう気がすんだのかガープさんは帰ることにしたらしい。コビーとヘルメット、いや違うヘルメッポを置いて。
「お前はわしの孫なので!!この島で捕らえるのはやめた!!……と、軍にはうまく言い訳しておくので安心して滞在しろ」
「言い訳になってないので『逃げられた』事にしましょう」
「わかりました、ありがとうございます。」
「ぶわっはっはっは!!いいってことよ!……何よりワシは2人の付きそいなんでな。こいつらとはまァ……ゆっくり話せ。わし帰る」
「うんじゃあな」
「はい、じゃあケガしないようにしてください。体調壊さないように……とは、体調を壊してる姿が想像できないので言わないですが。」
ガープさんがルフィに「軽すぎる」といって拳骨をかました。
「久しぶりのじいちゃんだぞ!!ユキヤをもっと見習え!!」
「どうしろってんだよ!おれは殴られただけじゃねェか!」
ぶっちゃけ僕もそんなに悲しくないけどね。
で、結局ガープさんは帰っていった。帰っていったといってもウォーターセブンの中にはいるんだけどね。2人を回収しないといけないし。
あの人もなんだかんだ言って優しいんだと思う。
……思いたい。
ルフィはコビーとヘルメッ…ポ、と外で話している。
僕とゾロは建物の中。
「おめェらはいいのか、ダチなんだろ?」
「懐かしいけどな……コビーを救ったのは、ルフィだ。ユキヤはいいのか」
「僕?僕はいいよ。コビーにちょっとひどい事もしちゃったし。」
いくら何もしないで否定ばっかりする人間が嫌いだからってあれは少し顕著すぎたから。
217人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あんちょび | 作成日時:2022年6月22日 17時