にひゃくにじゅうに。 ページ23
「おいおい待て待て待てユキヤも何普通に世間話してんだよ!」
「ユキヤもじいちゃんの知り合いなのか!?」
「……サンジはともかく……ルフィにも言ってなかったんですか?」
「ぶわっはっはっは!!名前は言ってなかったからな!!」
「じいちゃんがしつこく言ってたのってユキヤのことだったのか!!!」
「……。」
この一族ってうるさいよね。
外も騒がしいし。ゾロが突っ込んできたんだな。刀の音がするし。
「……どれ、お前ら。止めてみい……!!」
「「はいっ!!」」
ガープさんの後ろに立ってた2人が反応する。変な目隠ししてる方はゾロの方に、ピンク色い髪色した方はルフィの方に。
ピンク色い髪はルフィに蹴りを入れた。ルフィが殴り返そうとしたけど剃で逃げられる。
…………こっちに来たぞ?僕の背後に立った。オマエはルフィに蹴りを入れたら後は抑えられて負けるだけだろうという気持ちを込めて振り向かずにルフィの方へ投げ飛ばす。
「うわっ!?」
ルフィが抑えてはいおしまい。ゾロの方もゾロが勝ってた。
「ぶわっはっはっはっは!全く敵わんな!!」
「やっぱり強いや…さすがだ!!参りました……」
「そうかい。」
「ルフィさん、ユキヤさん、ゾロさん……お久しぶりです。僕がわかりますか?」
「分かりまーす。」
「?誰だ?」
「本当ですかユキヤさん!誰だか当ててみて下さい!」
「あれでしょ、コビーでしょ。久しぶりじゃん。」
ずいぶん成長したねェ。僕が分かったのって見聞色頼りだったから、まあ分かんなくても……コビーの成長期のせいだっていっても言い訳になると思う。
ルフィとかまだ信じれてないし。本人の「泣き虫でダメだった」っていうので信じた。それはそれでいかがなものかと思いますが。
「…あのコビー!?なんでグランドラインに!!」
「まだまだ将校にはなれてないけど……!近くにお三方がいると聞いて!いても立ってもいられなくて!!今の僕らがあるのはお三方のお陰ですから!」
「フン……まァ百歩譲ってな」
偉そうな金髪だなおい。七海と大違いじゃないか。誰かっていうのも分かってるんだけどさ。
偉そうな金髪だなおい。
久しぶりだし宴にしよう、とルフィが言う。
「ちょっと待てお前らーー!!おれに気づいてねェんだろ!」
「誰だ?」
「おれだーっ!」
「知らねェよ誰だ」
「僕は分かる。」
「お!言ってみろ」
「偉そうで生意気で目隠しプレイしてる金髪。」
「ぅおいっ!!」
少なくとも間違ってはいないだろ。
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作者名:あんちょび | 作成日時:2022年6月22日 17時