【短編シリーズ】王様ゲームを彼らとしてみた。__王様の言うことは絶対なッッ!! end ページ15
『!?!?なん、なんで!?』
予想外すぎるヒト(悪魔だが)が乱入してきた。
つい先程まで顔を真っ赤にさせていたAも今では真っ青である。
「カルエゴ卿とバラム先生が何故ここにいらっしゃたのです?」
「んーとね、
A先生が中々女子寮に帰ってこないっていう報告を受けてね。
僕はカルエゴ先生のついでで来たよ」
「何かしてないかと来てみたらこのザマだ。貴様言い残す事はあるか。」
すかさずダリがフォローに入るが時既に遅しであった。
Aがダリの背中に隠れるぐらい殺気が解き放たれている。
ほら見ろ、教師陣はおろか
あの空気読めないランキング第一位にランクインしたロビンでさえ、
お菓子を机にそそくさと置いて帰ろうとしているではないか。
『ひ"ぃ〜助けてダリ先生!!』
「…カルエゴ先生どうぞ〜」
健闘むなしく、ダリによってAはカルエゴに突き出された。
「罰として明日の仕事は十割増しだ。覚悟しとけ」
『うわ"ッー!!鬼ぃぃい!!』
「悪魔だが。」
『あー!!そうだったァァア!!』
カルエゴによって強制的に連れ去られたAの背中を見届けるバラムとダリとその他。
「行っちゃいましたね。」
「うーん。カルエゴくんも中々鬼畜だなぁ…
あ、一応聞くけどA先生はここで何をしていました?」
瞬間、周囲の空気が緊迫する
「…とんでもない。ゲームをしていただけです、皆で楽しめるのをね。」
ダリはその空気が見えていないかのように対応をする。
「…そっか!なら良かった。まぁダリ先生がいるなら安心か。」
その空気を作った主はいとも簡単に変えるかのようにふわりと笑った。
◆
「あ〜…カルエゴ卿もだけどバラム先生怖かった」
三人が去ったあと、一人の教師がうわ言を漏らす。
それに続くように数々の教師が相槌を打った
「最早保護者だよな。」
「なんか過度に近づいたら消されそう」
少女はああ見えて守られている。"番犬"と"白鴉"に。
この事件をキッカケにAは
暫く教師達から必要最低限の会話をされなくなって、
発狂しかけるのだが,それはまた別のお話。
【手短シリーズ】彼の前に跪き、一輪の薔薇を差し出したらどんな反応をするのか試してみた。→←【短編シリーズ】王様ゲームを彼らとしてみた。__王様の言うことは絶対なッッ!! 4
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yuki(プロフ) - 推し尊いさん» こちらこそ返信ありがとうございます〜!!✨続編も楽しんで頂けるようにお話頑張ります!! (2023年2月18日 10時) (レス) id: 717bb880ce (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い - yukiさん» 了解です!!わざわざ返信ありがとうございます!!続編になっても読みに行きますので頑張ってくださいね!!! (2023年2月18日 10時) (レス) id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 推し尊いさん» リクエスト大変有難いのですが今回のお話枠が足りなくなってしまったので続編の一番最初に書かせて頂きますね…!!本当にすみません(><;) (2023年2月17日 21時) (レス) id: 717bb880ce (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 推し尊いさん» わ〜!!コメント&リクエストまでありがとうございますっ!!✨かっ、かか神!?!?そそそんなことないです恐れ多いです…!!!読んでくださる貴方が本当の神です() (2023年2月17日 20時) (レス) id: 717bb880ce (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い - お話読みました!!!えっ…尊い…!?!?尊過ぎますよ!!作者様神ですか!?!?!?神ですね!!存じ上げております!!!リクエストです!!『他の教師に彼氏のことをどう思うか聞かれた話(そのあと本人登場)』と『彼氏と昔話する』をお願いします!!更新頑張ってくださいね!! (2023年2月17日 20時) (レス) @page43 id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuki | 作成日時:2022年12月28日 16時