あ、あれは！教師だ！！！【反応集】

【短編シリーズ】王様ゲームを彼らとしてみた。＿＿王様の言うことは絶対なｯｯ！！　3 ページ13

『別館からの刺客？』

「だ〜れが刺客だか…すみません、廊下に声が聞こえて気になったので。」


「すっ、すみません。煩くしてしまい、」

このゲームが盛り上がり過ぎたせいか廊下にも声が漏れ出ていたそうだ。

「いえ、まぁ誰もいませんでしたし好奇心で見に来ただけです。何の遊びを？」


「それは…そ『魔王様ゲームです！やります？』…そうですね…」


気を使ってくれた教師がいたが、
最早空気を読めないで見事2位にランクインしたAのせいで台無しになった。


「いや、貴方ねそもそも何でここに『やりますよね？？』…はいはい、やりますよ」



説教しだしそうなダリだったがAのお陰で制圧された。


「(あ、あれがA先生パワーかぁ…)」
「(心なしかダリ先生呼ばれて嬉しそう。)」



恐るべし


「っじゃ、じゃあダリ先生もどうぞ」
『わ〜い！ダリ先生〜！！』

新たな人物が加わった事によりはしゃぐA
まぁ、ここからが本番だったのだろう。



「お、早速当たった。
じゃあ5番は4番の良いところを5個言う…照れたら罰ゲームね」


『…げっっ…私かぁ…なんか命令やばいですし』
「僕ですね」

ダリが何故か爆速で当たった。何故か命令が若干サディスティックである


そして命令されたのはエイトとA。
見回り組として若干有名である。


Aは4番で、エイトが5番。
つまり普段と逆の立場に強制転換される。

『うわ！よりによって？エイト先生の良いところ沢山言えたのにぃ…』

「君ね、いつも可愛いしか言わないでしょうが」

「(エイト不憫だな)」
「(イフリート先生可哀想。)」

周りからは同感されつつ、普段と逆になる二人に興味津々だ。やはり悪魔の性と言ったところか。



「頑張れ〜二人共。」
『命令したのダリ先生ですから！！！』

ちなみに1番面白がってるのは命令した本人らしい。


「じゃあいきまーす」
『うぐぐ…待って心の準備が出来てな…よし出来ました。』


こうして、ふたりの戦いは幕を開けた


心の耐久性を試されるAと言葉遣いが巧みなエイト、果たしてどちらが勝つのか。



「余裕だねー…。1つ目は可愛い！」
『あったりまえです！ふふん。』


流石は"可愛い"という言葉の使役者。
動じることはなかった


「照れないか、2つ目は表情がころころ変わって見てて飽きない」
『表情豊かです！』



これにはAは少し嬉しそうにした
若干ドヤり顔である。



まだまだ照れる気配はない。

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