あ、あれは！女子だ！！！！2

弟は大概ヒトたらし。 ページ6

『イルマ、"魔具研究師団"にしたんだ』

師団見学最終日、イルマ達から入団届けを手渡される。

「はい！その、先輩と気が合うなって思ったので！」


『うん、そっか！それは良かったね。
…でもさ。』

ちらりとイルマの横にいる方々に目を合わせる。
『あ、貴方達も入るの？イルマと一緒に？』


「はい！イルマ様がいる所には私もいます！」
「なんかイルマちが楽しいって言ってたから！」

二人らしい回答だが、その理由で入って大丈夫なのだろうか。

正直魔具研究師団は，大人しい方の師団なので、実技が沢山ある師団選ぶと思っていた。

『まー…嬉しそうな顔してるしなぁ、おっけー！受理しとくね。』



「ありがとー！Aせんせ〜！」
『くれぐれも問題起こして先輩に迷惑かけないでね〜！』

問題を起こしたらカルエゴ先生が怖いとか、師団ちゃんと選んだ？とか，
なんか言いたいことは山程あったが3人の顔を見て全てが吹き飛んだ。

◇


『…あ、アメリちゃん…』

「A先生大変です！アメリ会長が落ち込み過ぎて仕事が捗らなくて…」

あれまー。アメリちゃん頑張ってたんだろうな，こんな飾り付けまでして。



「…うぅ…来なかった…。」

「い、良い新人が来なかったのだろうか会長は…」
『(イルマも大概たらしだなぁ)』



流石に予定が合わなかったとはいえ、お気の毒そうだったので，"教師"として
弟には良く言って聞かせておこうと思った。

この感じはデジャヴだ…！！粛されない事を祈ります…。→←『おっとり系眼鏡京都弁美人は駄目だってｯ！！！』ﾊﾞﾗﾑ「何で君全部男子を女子に例えようとするの？！！」「やべ念子と戯れてる系の先輩美女来ちゃった」

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