あ、あれは！女子だ！！！！2

＿＿＿新章，収穫祭の幕開け，【教師陣編】 ページ41

「今回の若王(チャンピオン)は＿＿＿…」







＊





「A先生，生きてます？」
「突っ伏して泣いてる……」

現在進行系で泣いてるA，モニターには義理の弟のイルマが写っている。

『だって！だってぇｯ！！！』

食物を見事に吹っ飛ばすその姿。敵から食料を奪う戦略的姿。




ではなく美味しそうに，モグモグと。食しているのだ。


『いくらなんでもここまで危機感ないとは知りませんでしたよ！！ぇっ、いやアレがもしかして強者の面構えだったりします？すご〜〜〜い！！！』




▷Aは明らかに混乱している！
そう悟った教師は宥める事を諦めた。




＿＿＿そう，普段のほほんとしている彼女さえも困惑させる一年最終行事，収穫祭。



幾度となく行われてきた一年の位階上げのイベント。彼女によるとこの戦いは一番苦手だったという。


あまつさえ"元師匠(ライム)"にしごかれた問題児を見てしまい鍛えられたトラウマが再来，意識はもぬけの殻となっていた。




『えへへ、あ、この二人仲良いですね〜！！』
「よく見てｯ…！！！！二人はボコボコに殴り合ってるよ……！！！」



何が何でも生徒の救済に駆り出されたくないA，
まぁそれ(・ ・)にはしっかりとした訳があるが。



『はーー…私が風邪を引いた後によりによって皆と遊園地を満喫して講師陣に選ばれかけた訳ですかへぇ…』
「おい貴様何故此方を見る！！！」



問題児クラスが“王の教室”を手に入れた事で舞い上がってしまい，最終的には馬鹿騒ぎにより風邪を引く。
そして遊園地にも行けなかった哀れな末路を辿っているのである。



風邪のせいで2個もイベントが丸つぶれした。




ちなみに，皆が必死に戦っていた間に風邪を引く馬鹿がいるかとカルエゴに病み上がりに怒鳴られた怨みは一生忘れないと彼女は語る。




「きｯさまよくも音楽のテスト作成を私に全丸投げして来たなこの恨みはこの行事が終わった後に晴らしてやろう後，遊園地は二度と行きたくないわｯｯ！！！」



『きゃっ、エリザ攻めちゃえ〜！！！はっ、ケロリも成長した…？？クララデビかわ〜！！』
「聞け！！！阿呆新任！！！」



「今日も仲良しだね〜」
「ですねぇ〜平和です。」




「何処が………？？」



唯一常識人のバラムであった。

『お"らァァァ！！！全魔植物に告ぐ！！（名前）様のお通りだ道を開けやがれｯｯ！！！！ﾀﾞﾘ「コ◯ドットかな？」それ言ったらこの小説消されるからやめて下さいまし』→←اِمتِنانを添えて【感謝】

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