あ、あれは！女子だ！！！！2

どしたん皆？話聞こか？(^^)…え、私のせい？？？ ページ36

「Aせ ん せ い」

『うわっ、ちょ何ですか！！！！』


突然だが
今目の前にオリアス先生を始めとする先生方が私の前に立っている。

何故か？なぜかって＿＿＿



まあ。察しはつくだろう。

いとも簡単にプライドをズタボロにするために問題児にアドバイスという名の攻略法を言いふらしたのだから。

つまり気高き教師に喧嘩を売ったのも直接的には問題児ではあるが私経由からである。
…間接ではあるが。


『…っえ、いやでもでも

私っていう証拠はどこにも「問題児クラスの子達は全員口を揃えてA先生から教えてもらったと言ってありました。」…はいすみませんでした…。』


「俺なんかリードちゃんに女の子使われて負けたんだよ！？すっっごいプライドへし折られた…」

「オリアス先生なんかまだマシですよ！！
俺なんか、ケロリちゃんにアクドルの写真を渡すからサイン頂戴って…あぁあ面目ない…」

「待てお前らはまだマシだろーが！

得意な魔術で生徒に俺は負けたんだぞ！！最後に「先生弱くなりましたね？w」とか煽られて……これ以上ない苦痛だｯ！！！」



悪魔特有による不幸自慢による不幸自慢が始まり。現場は混乱した。


こうなればぐうの音も出ない。



「はいスト〜ップ！楽しいんだから良いじゃん」

そこに現れたのが救世主……もといダリ先生
奥にはカルエゴ先輩。
ギャアギャア騒いでいた先生方は一気に静かになった。


『っあ、ダリ先生！』

…こう、
2年目がイジメられてるってのにとても楽しそうに笑うところが悪い癖ではあるが。


「まぁまぁ。生徒たちも自分なりに考えてるっぽいし、ね，カルエゴ先生。」
「…ハァ。」

ダリ先生が奥にいるいかにも不機嫌そうなカルエゴ先生に声を掛けると、眉間をもっと深そうにした。

「あのアホ問題……いえ、生徒たちは自分で考えながら行動しているので。
成長を補うという点で考えればA先生の行動は正しいと言えるでしょう。」


今すっぱり悪口言おうとしたな。
まぁ庇ってくれた事は称賛に値しなくもない



「で、す、が。」

先輩が口を開いた瞬間，現場の空気が凍る。



「＿＿＿何故そんなのでサインをいとも簡単に渡したのか教えて貰いましょうか。」


ニッコリ。笑ってはいるが不機嫌さは隠さないのがカルエゴ先輩流だ。
お手本を示す筈の教師が生徒に屈したのを見ていられなかったのだろう。


あぁあ、これは悪いことをしたなと。

思いつつも私は現場からスッ…と去っていった。

教えて！先生！！　Q.（名前）先生のサイン貰えない？　A.あ"？サインあげて私になんか得あんのか？？お前一旦頭冷やせ。→←『（スパイって楽し〜〜⤴⤴皆さんには申し訳ないけど）』ｶﾙｴｺﾞ「…貴様まさか"そんな事"考えてないよな？」『（バレｯ…！？）あっ、ｱﾊﾞﾊﾞﾊﾞそんな事考えてませんって！！』

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