【番外編】ぶっちゃけ若手組の仲ってどうなの?2 ページ31
『料理出来る方います?』
「え"っ…いや俺は…」
「僕もあんまり…うーん…」
一人,また一人と俯いていく
三人の間に広がるは完全に地獄の空気だった。
『な"ーッ!!誰も作れないじゃないですか!!!』
声を張り上げたのはA。
完全に手詰まっているようだ。
『…なんでこっち見るんですか!!!』
二人の視線が集まるが何を期待しているかぐらい知っている。
いやいや、私は普通の料理しか作れませんから。
◆
『取り敢えず何を作るかは私が決めました。ハイ、コレ』
「えっ何これ」
「…見たことないレシピ…」
私が取り出したのはクララから借りたレシピ秘伝の"まっふるもふのパチパチ番長"。
「まっ…?なんだって…??」
「変わった料理だなぁ」
『なんかヒトと仲良くなりたいならコレらしいです。あとコレ唐揚げらしいです。』
「「唐揚げ…!??」」
私が得意気に解説すると
満場揃って驚かれた。
『ちなみにこの料理の説明…私は解読不可です!!!』
「じゃあ何でよりによってそれにした?!」
◆
「…三人揃って何してんの?」
『あっエイト先生、料理してます』
「お邪魔してます」
「してます」
昼,ロビン先生がいないであろう時間帯を狙って私達は共用キッチンに立っていた。
料理どころかお菓子を食べるオリアス先生
そもそもあまり部屋から出てこないマルバス先生
どちらかというと食べる専門の私
が揃ってキッチンに居るので傍から見ると完全に珍しい組み合わせなのだ。
『わ"ーッ!!マルバス先生なんで料理が赤色に染まってるんですか!??』
「ゴメンね、なんかこうなっちゃう」
『偶然のレベルじゃないですよ!』
『オリアス先生に関しては油入れすぎです!火傷します!!』
「入れれば入れるほど美味しくなるかなって」
『これだからポテトチップス信者は!!』
ずっと側で見ていたエイト先生が見兼ねてこちらへ来た。
「…火貸そうか?」
珍しい発言に少し驚いた。何時もは使われるの嫌がるのに。
「多分美味しくなるし、調節しやすいよ。」
確かに言う通り。
火が大きかったりして油が飛び散ったりしたこともある。
それに美味しくなるかもしれない、でも
『…ありがとうございます。でも、私達だけで作ると決めてるんです!』
「驚いた…いつもは勝手に使おうとしてくるのに」
『そ、それはすみません…』
私の申し出にエイト先生は驚いていたが
すぐに笑ってくれた
「…頑張りなよ」
『…!はい!!』
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モモ - これ、ニコニコなれる平和な小説です!夢主ちゃんの家計能力も気になるし!もうもうめっちゃ好きです (2023年2月25日 22時) (レス) @page41 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - なつみ(夏美)さん» コメントいつもありがとうございます〜✨夢主ちゃん無邪気に喜んでいる所可愛いくかけていたようで嬉しいです✨✨これからも頑張ります! (2023年2月22日 7時) (レス) id: 717bb880ce (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(夏美) - 今回もまた面白いお話ありがとうございます!!ロイヤルワン開けて喜んでる夢主ちゃんかわよい、、、これからも無理せず更新頑張ってください!! (2023年2月22日 5時) (レス) @page41 id: 06513ddb7e (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - なつみ(夏美)さん» ですね…!後は祈るばかりです…(><) こちらこそいつも作品にコメントありがとう御座います…!!更新の活力になっています!✨これからも頑張ります…!! (2023年2月17日 8時) (レス) id: 717bb880ce (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(夏美) - 毎回コメントに返信してくれてありがとうございます!受験受ってるといいですね!!これからも無理せず更新頑張ってください!! (2023年2月16日 21時) (レス) id: 06513ddb7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuki | 作成日時:2022年12月27日 19時