あ、あれは！女子だ！！！！2

【番外編】ぶっちゃけ若手組の仲ってどうなの？ 1 ページ30

「ぶっちゃけ若手組の仲ってどうなの？」




それは，ロビン先生が赴任してきて何日か経った日のこと。


「…え？…うーん…どうなんでしょうかね」

バビルス教職員の若手組とは
オリアス先生，マルバス先生，私＿＿＿そしてロビン先生である。


『私は全員と仲良しですよ。何なら将来結婚を見据え「嘘はつかなくて良いよ」すみませんでした』



オリアス先生に優しいパワハラ紛いの事をされかけたが生きている。

「あはは…」

マルバス先生がその隣で苦笑いしている。
その顔には
"どうやって答えれば良いんだ"という表情が見え隠れしている。


『んー…オリアス先生とマルバス先生とは認識がありますけどロビン先生はなぁ』
「あーそれ同感だな俺。」

「じゃあ何か親睦深めなよ」
『んな無茶な』

ダリ先生が心底不思議そうな顔をして問いかけてきたが、そこら辺は私も弁えている



『そんな可愛い子にはぐいぐい行けませんよ。まずは両親にご挨拶してそれから食「君は結婚しにでもいくのかな？？」』

「…うーん。やっぱり何か親睦を深めた方が良いと思いますかね？」

「そうだねー。ほら、職場の雰囲気って大事じゃない？」

オリアス先生と私が引っ張り合いをしている間に何やら話が進んでいた。



「ロビン先生への贈り物＿＿…なら料理を送ってみるとか。」
「あっ！それ良いですね。それなら僕も出来そうです。」


『！？ちょっと勝手に話を進めないでくださいよ！』
「マルバス先生…ｯ落ち着くんだ！！まて、早まるn＿＿＿」

「じゃあ，僕たちで料理作ってロビン先生にあげてみます！」
「お、良いねぇ頑張ってね三人とも！ロビン先生には伝えとくよ」

「『あぁあぁあ"あ"！！！』」

◆

現在，決めてしまった事について三人は作戦会議を語っていた。

結局料理を送ることになってしまったのである。
言いたい事だけいって去りやがりましたダリ先生は許さないつもりだ。


"断れば良かったじゃん"だって？
悪魔たるもの，前言撤回は出来ないプライドである

そもそもマルバス先生の
"これでやっとロビン先生と仲良くなれるかも！"
というような笑顔に逆らえなかったていうか…いや…その…



『こうなれば笑われないように作って差し上げますわよ！名付けて
"ロビン先生と仲良くなり隊〜本音はダリ先生を見返してやり隊〜"』


「なんかネーミングセンス……」
「ダッッサ。」
『一生懸命乙女が考えた名前にイチャモンつけないでくれません先輩方？』



どうなる。親睦。

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