あ、あれは！女子だ！！！！2

欲望，野望 ページ27

『＿＿＿…こ、こりゃ中々だなぁ…』

そう告げる悪魔はA。
彼女は絶賛"解散選挙"の両者スピーチそれぞれを傍観していた。

タイマンをアメリに対して申し込んだのは
"風紀(自称)師団"のロノウェ・ロミエールであった。

彼の家系能力は注目(カリスマ)。
周囲の悪魔を即座に惹きつけるという能力だ。
そしてそれは教師のAも例外ではなかった

ちらりとアメリの方を見るが、
この場で有利なのはどう見てもロノウェの方だ。
…まぁ彼は滅茶苦茶なことを言っているが面白い事が好きな悪魔にとっては効果抜群なのだろう。


ふと、周りが静かになった。後攻のアメリの出番のようだ。




「みっ、皆さん聞いてください！」

アメリ＿＿＿会長だ。


「わたくしは、弱いです。周りの方々に助けて貰わなければ生きていけない」

先程までか弱い声でスピーチしていた彼女とは違う。決心したような，真剣な眼でこちらを見据えながら。


「でも、わたくしを信じてくれた方はいた。
その方が信じてくれたのはわたくしの"欲望"。」

「何をしたいのか
＿＿＿ここに立って分かった。私はこの学校をｯ、最高の学校にしたいからｯ！」



嗚呼、その顔は何処かで見たことがある。

「貴方達は生徒である前に悪魔である。
＿＿＿自分の"欲望"に手は届きますか？」


圧倒されるかのようなその言葉に、先程までの状況が一変して変わった。




「届かぬならｯ！手を伸ばす術を学びなさいｯ
貴方達が己の欲を掴みたいなら＿＿＿」







" 黙って私について来い "

この感情は→←『アメリ会長が可愛過ぎる件について。元とのギャップがエグい件について誰か語り合いましょう。』ﾂﾑﾙ「…か、彼氏面しながら会長の隣を歩いている…なんて気の毒なんだ…」

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