あ、あれは！女子だ！！！！2

『一年生争奪戦だー！…で言いたいことはありますか建前先生？何ですかあの放送。』ﾀﾞﾘ「君本当問題児クラスの事になると過保護だよね」『あったりまえじゃないですか可愛いイルマ達が危ないです。』ﾀﾞﾘ「（過保護すぎるんだよなぁ）」 ページ3

一年生争奪戦(ルーキーハント)
それは、苛烈な戦いである。

…言い換えると上級生による一年生引っ張り合いだとでも言うべきか。

◇

『んー…駄目だよ一年生いじめちゃ』

皆様おはようございます。
ただいま一年生を無理矢理掻っ攫おうとしているわる〜い上級生を締め上げようと思っています。

「ひｯ…助け…」
「あ"〜？なんだなんだ先公かァ？」

『べつになぁ…貴方と戦いたい訳ではないけど、その子を離して欲しいの。』

「はッ！何いってんだか！おい、こいつやっちまえ」



困った困った。身長が倍くらいある上級生に囲まれちゃってA怖いなぁ。

『言うことは聞いてね。馬鹿じゃないなら！』

にこり。可愛い笑顔を振りまく


「はｯ？……、…申し訳アリマセンデシタ…」
「はぁ！？？おい！何こいつに屈して
……ワタシたちがワルカッタデ、ス…」

途端に、上級生が崩れ落ちる。
とてもとても、朧気な目をしながら。

「ありがと…うございます！助かりました！！」

『それは良かった！もう捕まらないでね！……あ"ー疲れた』





一年生と別れ、見回りに再び行こうとするとある人物と出会う。

「こらー！使ったでしょ！」
『えー？何のことだか。』

教師統括のダリ先生だ。放送帰りのついでらしい。
発言が何故か軽く見えるのであまり信用してはいない。
意地でもはぐらかそうとする私に統括は痺れを切らす


「強いの使ってないでしょうね。」
『使ってませんって！可愛い可愛い学仔ですよ？？弱めです。』


そんなダリ先生と話をしながらも、見覚えがある一年生を見つける。

『…何だあれ。イルマの周りが凄いことになっている……』
「あれは…アスモデウスくんの炎で囲まれて、でウァラクさんが回っていて？」

"守られている"
そう発言が一致した私達は顔を見合わせる。

『ちょっっっと行ってきます』
「まていまてい、あ、見てあれ生徒会長じゃない？」


ほんとだ。アメリちゃんがチラシをイルマに配ろうとしている
周りからはアスモデウスくんの為だと思われているらしいが…


『ふ〜ん…いつの間にイルマったらアメリちゃんも…ふーん。』
「えなになに。」
『秘密です！ダリ先生口軽そうなので』
「僕そんなに軽い男に見える？！！」

ダリ先生から何か言われているが気にせずアメリちゃんの方を見る。
顔真っ赤にしながらイルマを誘っている。乙女だなぁ

頑張れアメリちゃん。

『色々な師団があるんだなぁ〜…』ﾗｲﾑ「是非サキュバス師団に入ってね〜♡」『…げｯｯ！あれはトラウマになりそうになった師団だ!!気づかれてない内に逃げ…』ﾗｲﾑ「あら(名前)来てくれたの？歓迎よ♡」『！？全力で違いますｯ!!!!』→←『設定』

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