盲目少女.

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『お邪魔します…？』

煎じ「www疑問形w」

『だって！どういう風に入って行ったらいいかわかんなかったからw』

煎じ「まあ、いいんじゃない？じゃ、さっさとメンバーのとこ行くか。」

『うん。はー、緊張してきた！』

煎じの手を握りながら長い廊下を歩いて行く。

煎じが立ち止まって、扉を開けているような音がした。

煎じ「おーい、連れてきたぞー。」

とみ「おー、Aちゃんじゃん！お久しぶりー！覚えてるかな？とみたけでーす！」

ノ「相変わらずかわええなあ。ノックソやでー。」

？「いらっしゃい。うるさいところだけどゆっくりしていってね。」

？「とみたんうるさいわぁ〜。女の子びっくりしとるで？」

？「Aっていうの？かわいいね、よろしく！」

？「俺とタメっぽい！よろしくなー！」

？「えっと、よろしくね…？｣

『Aといいます…。よろしくお願いします…』

煎じ｢おい、A。大丈夫か？大丈夫ならそろそろ俺のTシャツが伸びそうだから離してほしいんだけど…｣

『え、あ、ごめん煎じ。無意識で…。』

完全に無意識で煎じの服の裾を握ってたみたい…。

煎じ｢えっとな、A。今日は言わなきゃいけないことがあって呼んだんだ。｣

急に煎じが真面目な顔でそんなことを言ってくる。

『え、え、なに？』

煎じ｢俺と、こいつらなんだけど、MeseMoa.っていうグループでアイドル活動をしてるんだ。最近あんまりAの予定に付き合えなかったのはそのせいで、こないだ一緒に買い物行った時も俺がレッスンをドタキャンしてみんなに迷惑掛けちゃってて…。｣

『そう…だったんだ。言ってくれてありがとう、煎じ。私は煎じがやりたいことを精一杯応援する！…まあ、この目じゃ出来ることは限られてるけどね。』

煎じ｢でも、Aがこうなったのは俺のせいだから…。｣

『まだそんなこと言ってんの？もう気にしなくていいのに。大丈夫だよ、これでも私はちゃんと社会人やってんだから！』

煎じ｢うん…ありがと。｣

とみ｢二番くんがデレた！？｣

煎じ｢うるせえ。｣

『ふふっ。楽しそうじゃん。ねえ、私も練習見て言ってもいい？』

煎じ｢いいよ。ていうかちゃんと自己紹介しようか。｣








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