青色メンバーの妹ですが？？【stxxx】【stpr】

19話 ページ22

ーAsideー



恥ずい、死ぬ、恥ずい、死ぬ。



さっき、さとみくんと一緒に「おつさと〜」ってした後、さとみくんの車に乗って、帰路についてるんだけど...



顔が熱いし...さとみくんはニヤニヤしてるし！！！



あ「...さとみくん...。」



さ「ふふっ。」



あ「ん〜〜！！もういいかげん笑い終わってよ！」



さ「はははは！だってまだ顔赤いじゃん！」



しょうがないじゃん！！さとみくんだけ聴いてると思ってたんだもん！！あんな大勢の前で醜態を晒してしまった〜！！！



さ「そんなに落ち込むなよw帰ったらエゴサしてみ」



エゴサって.....。






(マンション前)


あ「今日はありがとう！色々あったけど楽しかった！」



さ「おう！また行こうな！」



そう言うと、さとみくんの車は走り去った。








ガチャ


あ「ただいま〜。」



...あれ？いつもなら「お腹空いた！」ってお兄ちゃんが玄関で待ち構えてるのに...。
今日は1日編集するって言ってたから、編集部屋かな？



そう思った私は、忍び足で編集部屋へ行き、そーっとドアを開けた。





が、そこにはお兄ちゃんの姿はなく、ゲーム画面には
「GAME OVER」と映っているだけだった。




出かけたのかな〜？




ふと、リビングをみると光が洩れている。




行ってみると、お兄ちゃんがソファの上で寝ていた。




私は近づいて顔を覗き込んだ。




成人男性とは思えないほどのあどけない寝顔...
肌もスベスベだし...





なんか...ムカついてきた




ほっぺ摘んでやろう





むに...




こ「んーーーー、、、。」



グイッ



あ「わっ！？」




お兄ちゃんは少し顰めた顔をした瞬間、摘んでた手を引き、私はお兄ちゃんの腕の中に倒れた。



って！！！！！！




冷静に説明してる場合じゃない！！！！





あ「ちょ！お兄ちゃん！！！」




ツー...




え.....




お兄ちゃんが.....泣いてる？




あ「お、お兄ちゃん...？」




呼びかけると、ぎゅっと私を抱きしめる力が強くなった。そして.....、




こ「.............A。」




私の名前を呼んだ。




私の夢を見ているの？



悲しい夢なの？



少しでも幸せな夢になるよう



私もぎゅっと抱きしめた。






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