四面楚歌【ヒロアカ】【派生作品】 (ページ3)

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二話ページ3

ここ、檻…？見たことがない所だから、地下室…？

何処にせよ、なんでこんな所にいるんだ？
考えて見ると、心当たりがすんなり見つかった。

個性？私の個性が気に食わなかったから。

あの人たちのことだから、否定出来ない。
それに昨日個性を伝えられた時、表情が曇っていた。

トン、トン、トン

静かな地下室？らしきところに階段を降りる音が聞こえる。音からして、男の人の方。

段々と足音が近づいてきて、体を固めると目の前まで人が来た。

父「おはよう。」

『…おはようございます。』

挨拶はしてくれるんだ。なんて呑気なことを考える。

父「なんで、お前がここにいるか。分かるか？」

私のことを睨みながら、聞いてくる。

『個性が…良くなかったから、です。』

目の前の人から出される圧に驚きながらも、答えた。本当に聞いてくれたかは、分からないけど。
答えてもずっとだんまりなので、不安に思う。

違った？

父「まぁ、そうだな。簡単に言うとそうなる。詳しく言うと、お前の個性必要ない。夜叉の個性は、必要。必要ないやつに、普通の飯などを与えるつもりはない。」

冷たい目で見ながら伝えられる。
まぁ、想像してた通りって、感じ。
最初から、期待なんてしてないし。

『…』

父「後でまた来る。それまで、座っとけ。」

あーあ、どーしよ。

【個性はそんなに大事なの？】