【五宮茜/雪兎】 ページ27
プカプカ、一筋。光が見える場所で周りが見えないのに水の音が聞こえて来る。
いくらもがいても、下へと沈んでいく感覚がする。
その感覚に新鮮さを感じつつも、気持ち悪さを感じ、より一層上へと進もうとする。
するといきなり、唯一見えていた光がパッと消え辺りが真っ暗になった。
「ッ…！」
地面から飛び起き、額を触ると汗をかいており、服が肌にくっついている感覚がする。
なんの夢を見ていたか忘れてしまった、あの先を見なくてはならない気がする。必死に思い出そうと記憶を探るが頭の中に警報が鳴り響き、靄がかかったように思い出すことができない。
「なに…これ。」
新しいことを知れた嬉しさと同時に、理解し難い感覚に不気味さを感じていた。胸の辺りがザワザワし、落ち着かない。左手で、心臓と鳩尾の間あたりをグシャっと掴みこの感覚から逃れようとした。
思わず相棒の名前を呼びそうになるが、彼女が来てくれたとしても説明できる自信がない。
分からない、分かりたくない。
彼女は、何故自分が夢を思い出すことを拒否したのだろうか。それがわかる日は来るのだろうか。
これは、彼女のちょっと変わった体験の話。
続く
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雪兎(プロフ) - 更新しました (2023年1月5日 23時) (
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雪兎(プロフ) - 更新します (2023年1月5日 22時) (レス) id: 15e201ee78 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 更新しました (2022年11月22日 21時) (レス) id: 15e201ee78 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 更新します (2022年11月22日 21時) (レス) id: 15e201ee78 (このIDを非表示/違反報告)
灯(プロフ) - 更新しました (2022年11月4日 19時) (レス) @page5 id: 392220a539 (このIDを非表示/違反報告)
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