私立敵育成高等専門学校【ヒロアカ】【本編】 (ページ20)

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【硝火紫雪/楊離月】ページ20

目を開けた時既に朝の６時４６分。
アラームはちょっと明るい感じの設定したのに、私はそれ鳴ってから五分後の今、起きた。
「……これは敵(ヴィラン)として少しやばいんじゃないかな、」とアラームを押し止めながら布団から離れる。

もう一人いるはずの部屋はやけに静か。先輩今日は早いのか。
準備を始め、私はこの数日学んた事を振り返る。

自分の個性は思てたのと違って、座標を決めたら発動できる、作用の範囲も爆散の形式も私のコントロールで変化可能；
射撃の表現は予想以上、意外と向いてるのかもしれない、個性と合わせれば色んなパターンは生み出せる、そしたらヒーロー達は私の個性を見誤り、本人に辿りづく可能性も低くなるでしょう；
体術は…頑張らないとね！

整えったら寮のキッチンへ向かう、冷蔵庫から材料取って朝食の用意をする。

「そういえば茜さん達と雄英襲撃に行くって言ったよなぁ……」
入学早々こんな事にあうヒーロー候補は可哀想でしょう、どう考えでも。
「やっぱり先生に頼まれ、ゴム弾の申請を出しますか。」じゃないと“サプライズ”に実弾使用はさすがにお気の毒過ぎる…

と、考え巡りの間食事は無事に済んだ。
私の脳活動は相変わらず饒舌だな。

私は今までごく普通の家庭にいた。
ヒーロー社会をコインの正面に比すると、敵(ヴィラン)は、その反面にいる存在。
そんな全く違う世界の住人に、私も最初はひどく不安がってた。
でも、実際接触すると、明るくてフレンドリーの人は思ったより多かった。冷たくて純粋気質の持ち主もある。
まあ、ここは学校だから皆穏やかに感じる、という線もあるんですけれども。

私は、ここで知り合ったみんなが好きです。
出来れば、これから敵(ヴィラン)の仲間として、仲良くなりたい。

と言っても、私はまだまだね。
みんなの足を引っ張らないように、
自分を鍛え上がらないと。

「おはようございます！」

そう。敵高専(ここ)からです。

自分でも好きになれる硝火紫雪に……