私立敵育成高等専門学校【ヒロアカ】【本編】 (ページ9)

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【羽月玲/綺星】ページ9

？『蜿ｶっ！！』

『お、おねえ...ちゃん？』

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「....!」

ある部屋に少女が一人。

「(またあの夢....。)」

紫の瞳を持つ少女の朝は....遅い。

本来なら遅刻しているレベル。

同室の幼馴染の姿はすでにない。

少女は静かに早々と着替える。

気が付くとそこには中性的な見た目の人物が...。

「...よし。」

早々と着替えた彼女は鳥居へと...瞬間移動した....。

その後、鳥居をくぐると...。

また、瞬間移動し、気づけば雄英高校のすぐ近くに....。

誰とも会話をせずにただ黙々と教室へ向かう。

これが彼女の日課だ。

敵高専の生徒である彼女は何故、敵とも言える雄英高校に来ているのか..。

それは...。

麗「あ、おはよー、玲ちゃん。」

「...、....おはよ。麗日さん」

彼女は敵高専の生徒だ。

ーしかし、雄英高校に潜伏をしている。

緑「あ、おはよう！羽月さん！」

「...。おはよ、緑谷くん。」

ヒーローを育成するための学校に潜伏する。

...それは失敗をしたら自分の人生を変えてしまう。

しかし、とても名誉なこととでもいえるだろう...。

では、何故彼女はここまで気が進まないのか...。

それは...

爆「あ？よう、羽月。」

「う...。おはよ、爆豪くん。」

これだ。

ただバレるのが怖いわけではない。

やる気がない？そうでもある....。

しかし、一番は...

“絡まれるのがめんどくさいから”だ。

爆「つうわけで、前回の勝敗を決めようじゃねーか！」

「いや、なんで。」

爆「勝負はまだついてねーんだよ。」

「いや、爆豪くんの勝ちでいいでしょ...。」

爆「最後までしっかり片付けねーとな。」

「知らないよ...。」

そういうと彼女はいつもどおりゲームを始める。

すると後ろから....。

？「羽月おはよー！」

「あ、ちょっと...。」

後ろから現れた少年は少女のゲームをとる。

「返してください！喰雷先輩！」

そう、これが...。

これこそが....。

少女の日課であり、地獄である。